引き続き国産でトップの人気を誇る須山補聴器のFITEARシリーズを聴いてきました。
聴いてきたのは最も安価なPrivate 222とAyaです。
Ayaは完全に予算オーバーですが、好みの音質を話したら優しい店員さんが薦めてくれました。
カスタムIEM選びの苦悩
なんせカスタムIEMは初めてなので最初は安価なモデルから入るか、いきなり中級モデルを買うか悩んでいます。
これまでいろんなモデルを聞いてきましたが、カスタムIEMだからといって必ずしも音が良いとは限らないことがわかってきました。
もちろん、試聴機ですので音質の傾向を知るくらいしか出来ないのですが、Westone 4RやIM04のほうがいいなぁと思うこともありました。
中途半端に妥協して安価なモデルを買うよりも満足のいく高級モデル(とは言っても最高級は買えませんが)を買ったほうがいいんじゃないかと悩み始めています。
試聴環境
試聴環境はいつも通り、iPhone6 Plus+VANTAM Redです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにハイレゾ音源も使用します。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。
試聴してるのはすべて試聴機です。
あくまでも音質的な傾向を知るための試聴ですので承知おきください。
Private 222
Private 222は高域と低域のドライバをひとつずつ積んだ2way 2Driverのモデルです。
価格は89,800円と今回私が狙ってる中では高めです。
まずはレ・ミゼラブルから。
フラットなバランスで好みです。
高中低とどの音域もきれいによく聞こえます。
全体的にとてもクリアでこもりとは無縁ですね。
高音はよく伸びますし、ギリギリ刺さらないという感じです。
解像度は全体的に高いですが、特に中域が高いと感じました。
低音は沈み込むくらい低いところが出ます。かといって量が過剰ではないのでちょうどいいですね。
スピード感もよく表現できていて、静と動がよく表現されています。
Kelly Sweet
なんの違和感もなく気持ち良く聴くことができました。
低音はキレもありますが、温かみもあるタイプ。好みですね。
Michael Monroe
全体的に気持ち良く聴くことができました。中低音の解像度も高いですね。
難を言えばドラムでしょうか。
高域のシンバルが目立つ曲なので、少しつぶれるように聞こえました。WestoneのES10、ES20ほどではありません。
また、ドラムのアタック音が少し強いです。
Ozzy Osbourne
こちらも中低音は非常に気持ちいいのですが、やっぱりシンバルの音がやや耳につきます。
ドラムのアタック音も強過ぎて少し聴きづらいです。
リア・ミシェル
ピアノの音がよく再現されてます。
ボーカルも細かい息づかいまで再生されてとても気持ちがいいですね。
1分15秒あたりからのベースの沈み込みもいいです。
Kelly Sweetもそうですが、音の密度が低い曲にはめちゃめちゃ合いますね。
Death
解像度が高くどの音域もよく再現されてます。
ただし、この曲でもやや高音が耳につきました。
この曲ではスネアのアタック音の炸裂するような感じがよく出てました。
高音に少し不安があるものの完成版になれば改善されるんだろうなと思って聴きました。
好みのバランスなのでついつい長く聴いてしまいました。(笑)
次ページはAyaの感想です。
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