なにかと忙しかったゴールデンウィークも終わりですね。
公私ともに忙しい日々が続きましたが、久しぶりにカスタムIEMの試聴をすることが出来ました。
Westoneについて
今回はWestoneの二機種を聴いてきました。ES10とES20です。
Westoneについては説明は不要でしょう。
私もWestone 4Rでは大変お世話になりました。
若い頃はイヤフォンの音漏れと装着感に悩み、長いことヘッドフォンオンリーで過ごしてきましたが、Westone 4Rのおかげでイヤフォンの素晴らしさを再認識しました。
この辺の経緯は以下の記事を参考にしてください。
前置きが長くなりましたが、Westone社は最も好きなイヤフォンメーカーのひとつです。
音質はもちろん装着感、音漏れケーブルの取り回しなど総合力でトップのレベルにあると思ってます。
いつも書いてるように私にとってイヤフォンは音質と同じくらい装着感が大事なのでWestoneの評価は高いです。
試聴環境
試聴環境はiPhone6 Plus+VANTAM Redです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにハイレゾ音源も使用します。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。
試聴してるのはすべて試聴機です。
あくまでも音質的な傾向を知るための試聴ですので承知おきください。
ES10
ES10は68,000円とカスタムIEMの中では比較的安価なモデルです。
フルレンジのドライバーをひとつ積んだモデルになります。
カナルワークス社のカスタムIEMに比べると小さめです。
ケーブルはUM50 Proのケーブルと似てます。ヨリ線で柔らかめは私の好きなタイプ。
まずKelly Sweetを聴いてみます。
全体的なバランスですが、高音が強いです。中域は量が少ないように感じます。
低音の量は高音よりやや少ないですが、中域よりはあるかなという感じ。
低音はキレより温かみがあるタイプです。ただし、キレもそこそこあるので個人的には好みの低音です。
解像度は高いが高音が少し雑に聞こえます。特にシンバルの音が尖りすぎて聞きづらい。
ここは完成版では改善されるんでしょうね。
続いて A Fine Frenzy。
全体的に乾いた音質という印象です。
個人的には高音は乾いてるほうが好きなんですが、中低音はウェットが好きなんですよね。
音場は左右は十分な広さがありますが、奥行きは狭く感じました。
レ・ミゼラブル。
迫力と音圧はそこそこ表現してくれました
高音よりも中低域が少ないのでこれは予想してたとおりです。
全体的に高音が目立ちすぎて好みではないなという感じ。
次ページはES20の感想です。
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