解像度と音場
音場は変わりませんが、解像度は全域にわたって良くなりました。
どの音域も細かい音がとても聞き取りやすくなりました。
今度、IM04と音場の聞き比べをしたいと思います。
全体的な印象
全体的なバランスは高音寄りで変わりませんが、高中低のバランスが「10:6:6」だったとしたら「10:8:8:」くらいに変わりました。
特に高音が中域にかぶっていたのだと思いますが、中域が聞こえやすくなりました。
もっとも嬉しい変化は最近気に入ってる音の粒の細かさが再現できるようになったことです。
現在、私の音質の基準はB&W P7とVANTAM Redの組み合わせになっています。また、VANTAM Redでアップサンプリングするのも普通になってます。
VANTAM Redでアップサンプルすると顕著にひとつひとつの音の粒が細かくなってさらっとした滑らかな聴き心地になるんですが、IM04は細かさを表現できんたいせいかザラッと聞こえます。
Private222も前回のレビューの時はIM04と同じだったのですが、音が変わってからはP7のようにサラッとした音を聞かせるようになりました。
ひとつだけ難を言えば音の抜けがやや悪いことです。私は覚悟して購入したので問題ありませんが、前回のレビュー時は高音がとんがってるくらいだったので比較的クリアだったのですが、高音の質が変わってからはやや抜けが悪くなりました。
この抜けの悪さは上位機種に聞き比べたときにも感じたので仕方がないですね。
遮音性と音漏れ
変わらずどちらも非常に優秀です。
装着感
装着感は前回のレビューよりも良くなりました。
前回は右と左耳のフィット感が違うと書きましたが、それがなくなりました。
おそらく耳のほうがPrivate222に慣れてきたのだと思います。
おかげで異物感がなくなり、長時間試聴をしてもOKとなりました。
正直に言うと、もう一度リフィットに出すかどうか悩んだのですが、いろんなレビューを読む限り、カスタムIEMといえどもドンピシャでフィットすることは少ないですし、耳の形も変わるということで、ある程度のところで良しとしたほうがいいのかなと思いました。
取り扱い
Private222の取り扱いについても紹介しておきます。
私は非常にものぐさなのですが、高い商品なので自分でも驚くほど大事に扱っています。
使用しないときは下の写真のように必ず二つのケースに入れています。
Private222のケーブルを8の字に整理したらソフトケースに入れて、次にソフトケースをハードケースに入れます。
わざわざソフトケースに入れる理由ですが、ケーブルの断線を防ぐのが理由です。
ハードケースを閉めるときにケーブルが挟まって断線するのはとても悲しいので、一度ソフトケースにくるんでからハードケースに入れてます。
掃除もこまめに行ってます。
特に音が出て来るノズルの部分は耳垢がたまりやすいので付属のクリーニングブラシで二日に一度くらいは掃除をしてやります。
まとめ
正直に書きます。
1回目の到着は「失敗したかも」と思いました。
2回目の到着は「上位機種を買わないとダメかな」と思いました。
今回は「カスタムIEMはこれ1個で良いかな」です。
それくらい満足度が変わりました。
前回も時よりつぶれる高音以外は満足していましたが、今回はその高音が落ち着いて全体的に滑らかになりました。
またフィット感がさらに良くなったのも大きいですね。
私のようにイヤフォンの装着感で悩んでいてある程度の金額を出すことに躊躇しないのであれば、Private222はお薦めです。
ただし、100時間ほど鳴らしてから評価をしてあげてください。(笑)
Private222の購入1ヶ月後のレビューは以上です。
前にP7との聞き比べ記事を書きましたが、これだけ音が変わると印象も変わるので再度書きます。
以下の記事も合わせて参考にしていただければと思います。
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