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春のヘッドフォン祭2016 レポートその3 CAYIN DAP i5、C5 DAC

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春のヘッドフォン祭2016のレポートその3です。今回はこの記事で最後となります。
この記事ではCAYIN社のAndroidベースのDAP i5とUSB DAC兼ポータブルヘッドホンアンプのC5を紹介します。

私はiPhoneをDAPとして使っていますので、ポータブル型のUSB DAC兼ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)は必須の製品となります。
一ヶ月前にHERUS+を購入し、iFi-Audioのnano iDSDも購入することを決めていますが、ヘッドホンのB&W P7DT 1770 PRO、カスタムIEMのVision Ears VE5のように絶対的な存在に出会っていません。
今後もしばらくはDAC兼ポタアンは異論ありがとうございました。製品を試聴し、購入しながら試行錯誤が続くかなと思っています。

iPhoneをDAPとして使っていますが、不満もないわけではないので、AndroidベースのDAPについても試聴を続けたいと思っています。

今回、事前に聴いてみたいと思っていた製品については以下の記事にまとめてあります。
見どころや聴きどころも書いていますので参考にしてみてくださいませ。

春のヘッドフォン祭2016 個人的な見どころ聞きどころ
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CAYIN C5 DAC

CAYIN社が試作品としてDAC兼ポタアンを展示しました。
製品名はC5 DACです。
CAYIN社はすでにC5 AMPというアナログアンプを発売していますが、C5 DACはiPhoneなどとデジタル接続ができる製品となります。

詳細については会場でもらってきたチラシを参考にしてください。

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C5 DACのチラシ

CAYIN C5 DACのスペック

DACにはTi製のPCM1795を採用しています。
PCMは最大で96k/24bitまで再生可能です。
サイズと重量、本体のカラーは既発のC5 AMPとほとんど変わりがありません。
携帯性にも優れてると思います。
モバイルバッテリーとして活用出来るのもいいですね。

試聴にはiPhoneとDT 1770 PROを使いました。
iPhoneとの接続はLightning – USBカメラアダプタ(CCK)を使用しました。
Lightningケーブルを直接接続することはできません。
試聴にはいつもの曲を使いました。試聴曲については以下の記事を参考にしてください。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2015年10月版)
前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前回の記事は以下を参考にしてください。学生の頃はQueenのBohemian RhapsodyやBod...

それでは試聴結果を書いていきます。

Rock the Blues Away / AC/DC

フラット且つ素直な音質ですね。音質はほとんど変えないという印象です。
iPhone直と比べて解像度が上がってクリアな音質となりますが、クリアという点ではHERUS+のほうが上と感じます。
ただ、C5 DACのほうが自然で加工のされていない音という印象です。

At The End Of The Day / Les Miserables

細かい表現はよく出来ています。
聴きづらくなることはありませんし、雑と感じることもありません。
高解像度で緻密な音も出せてますし、ひとつひとつの音の粒が尖ってる割にはよく制御されてるというなという印象です。
ただ、ひとつひとつの音の粒が滑らかに聞こえるわけではないので、出口(ヘッドホンやイヤホン)を選ばないと聞きづらくなることもあるかなと思いました。

Bisso Baba / Bob James

この曲にはよく合いますね。空間の広がり方がいいですし、音もよく分離されています。
HERUS+よりも自然に鳴らしてると感じます。

CAYIN C5 DAC 試聴結果のまとめ

全体的にいい印象でした。
iPhone直に比べると高解像度になるのが一番の特徴です。
音場が広がったり、立体的な表現がうまくなるとはあまり感じませんでした。
また、最近私の好みであるクリアではっきりくっきりとした音像になるということもありませんでした。
あくまでも性格且つ素直に解像度を上げるという印象です。

全体的なバランスもフラットに近くて、特定の音域を持ち上げることもありませんでした。
もう少しクリアでくっきりとした音像のほうが好みですが、HERUS+が十二分にその手の音を聴かせてくれてますので、C5 DACは音質が異なる製品として魅力を感じました。

サイズはiPhone6と同じくらいですが、競合するであろうOPPOのHA-2に比べると少し厚みがあります。個人的には気になるほどの厚みではありません。

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C5本体

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C5の前面

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C5の底面

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C5の横面

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C5の底面

デザインと質感は良かったです。
特徴はありませんが、シンプルで少し高級感があり、必要な機能のみを装備していると感じました。
ホワイトノイズが少なかったのも好感ですね。

音質設定はそれほど自由度はありません。
基本的にGAINの設定のみと考えて良いかと思います。

私は最初はGAINをLOWにして聴きました。
さすがにDT 1770 PROだと出力不足と感じたので、GAINをHIGHにしましたが70くらいの音量でDT 1770 PROを鳴らしてくれました。余裕がありますね。
音質も重要ですが、出力が大きいということもUSB DAC兼ポータブルヘッドホンアンプには重要と感じていますので、好印象でした。

なお、CAYINはすでにC5 AMPという製品を発売していますが、今回紹介したC5 DACとは別物なので気をつけてくださいませ。

CAYIN i5

i5はCAYIN社が開発しているAndroidベースのDAPです。
Google Playから好きなアプリもインストール出来るようなので、個人的にはiPhoneのDAP機能を置き換える製品となります。

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CAYIN i5

これまでONKYOのDP-X1とFiiOのX7を聴いてきましたが、DP-X1はサイズが大きいのとソフトウェア面での作り込みが甘いことで購入を見送りました。
現在のファームウェアであればソフトウェアもしっかりと作られていて、使い勝手も良くなっているようですね。

FiiOのX7はDP-X1に比べてサイズがちょうどいいと感じています。
ただ、音質についてはDP-X1のほうが好みでした。
さらに価格もDP-X1よりも高いので様子を見ているところです。

DP-X1とX7の試聴結果については以下の記事を参考にしてくださいませ。

2016年DAPもしくはポタアン選び その2 FiiO X7とDP-X1
ちょっと時間が空きました。 DAPもしくはポタアン選び その2です。今回DAPもしくはポタアンを選ぶ理由と候補、ポイントなどについては以下の記事を参考にしてください。それでは今回の候補から見ていきましょう。候補候補は以下の通りです。ONKY...

CAYINのi5はまだベータ版なので今後変更があるかもしれませんが、会場で配布していたチラシに詳しい仕様が記載されていますので、以下を参考にしてください。

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試聴環境ですが、i5にDT 1770 PROを直接接続しました。
いつもの試聴曲を保存してある自分のmicro SDをCAYIN i5に挿して聴きました。
micro SDから音楽データの同期は速かったです。
長くなりましたが、i5の試聴結果を書いていきます。

Rock the Blues Away / AC/DC

高音がきれいでよく出ます。全体的なバランスはフラットに近いです。
解像度が高くて自然な音質。低音はHERUS+と比べるとやや少ないという印象。

She-Wolf / Megadeth

音の密度をさらに上げてみます。

音の密度が上がっても問題ありませんでした。
情報量が増えても破綻せずに分離良く緻密に鳴らしていて好印象。
聴きづらくなることもありませんでした。
この曲では高域が聴きづらくなったりするんですが、問題ないですね。

低域の解像度も高く反応も速いです。メタル系の音楽によく合いますね。
ただ、低域はもう少し沈み込みが欲しいところです。

The Millionaire Waltz / Queen

古い音源を聴いてみました。
この曲も良い感じに鳴らしてくれます。
静かな部分ではホワイトノイズが気になったりするんですが、i5ではあまり気になりませんでした。

At The End Of The Day / Les Miserables

この曲にもよく合います。
細かい表現もできてますし、迫力と音圧も出てます。
音場はそれほど広がるわけではありませんが、出口(ヘッドホンやイヤホン)のほうで調整すればOKかなと思います。

No More Tears / Ozzy Osbourne

出だしのベース音を細かく聴きとることが出来ますが、力強さもあります。
AC/DC、Megadethでも感じましたが、メタル系にはよく合いますね。

CAYIN i5 の使い勝手

CAYIN i5の本体サイズはiPhone6よりも一回り小さいです。
同じ4インチの液晶パネルを用いているFiiO X7と同じくらいですね。
厚みは少しありますが、これくらいの厚みのほうが安心感があります。

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i5とiPhone 6s

質感とデザインもいいです。
デザインはC5 DACと同じく、シンプルで少し高級感があるという感じですね。

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CAYIN i5

右上がボリュームつまみです。
3.5mmのヘッドホン用入力端子は本体上面真ん中あたりにあります。
写真ではわかりませんが左側にラインアウト端子があります。

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CAYIN i5底面

本体底面にはUSB Type-C端子があります。
USBは3.1となっています。USB 3.0でも十分に速いので曲の転送などはかなり速くなりそう。
また充電も速いとのことです。

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CAYIN i5

音量調整画面です。音量は音量つまみとタッチパネルの両方で操作可能です。
今回の試聴ですが、GAINをLOWにした状態で最大の100で聴きました。
GAINをHIGHにすると80くらいで充分でした。
DT 1770 PROを80くらいで鳴らしてくれるのでパワーもありますね。

UIはほとんど悩まずに使うことが出来ましたのでわかりやすいです。
iPhoneほどではありませんが、反応も良好。

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CAYIN i5のUI

メインメニュー画面です。
サードパーティーアプリからGoogle Playでインストールしたアプリを操作することが出来ます。
個人的にはユーザー側で好きにアプリをインストールすることが出来るのは必須要件なので、これはありがたいです。

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CAYIN i5のUI

サードパーティーアプリの画面です。

先ほどのメインメニューから「楽曲設定」を選択すると音質設定メニューが表示されます。
「楽曲設定」という言葉は変えたほうがいいかもしれませんね。(笑)

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CAYIN i5のUI

楽曲設定画面です。必要な設定項目は揃ってるかなと思います。

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CAYIN i5のUI

こちらはデジタルフィルターの画面です。
今回はシャープで試聴をしましたが、少し聴いた感じではスローのほうが好みでした。
前にメインで使用していたポタアンのVANTAM Redでも感じましたが、最近のデジタルフィルターは音が悪くなることはありませんね。安心して使うことが出来ます。

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CAYIN i5のUI

こちらはイコライザーの設定画面です。

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CAYIN i5のUI

音源の詳細情報もこのように見ることが出来ます。

CAYIN i5 試聴結果のまとめ

ここまで書いてきたとおり、音質、サイズ、使い勝手、デザインと質感とすべての点で良い印象でした。
音質はC5 DACと非常によく似ています。
前に試聴をしたCAYIN N5は元気で明るい音という印象があり、私の好みではなかったんですが、この日に聴いたC5 DACとi5は好みです。
特に味つけをせずに基本的な音質向上に専念してるところが良いですね。

気になるのは価格です。
代理店のコペックジャパンの方が言うにはN5(5万円弱)よりも高くなるんじゃないかとのことでした。
N5より安いとありがたいという私の勝手な要望もお伝えしておきました。(笑)
楽しみに待ちましょう。

その他

その他に試聴をしたかった製品ですが、AudioQuest社のDRAGONFLY REDは試聴機がありませんでした。
代理店の方に話を聞いたところ、5月になんとか発売できそうだが、メーカー次第なので確約は出来ないとのことでした。
サンプル品は代理店に届いてるようなので、もう少しだと思います。期待してます!

 

以上です。
今回試聴をしたC5 DAC、i5ともに再度試聴をしたいなと思います。

以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。

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