FiiO X7
FiiO X7はAndroid 4.4.4と4インチの液晶パネルを搭載したDAPです。
内蔵メモリは32GBでmicroSDスロットがひとつついています。
Android OSと独自開発のDAP用OSを切り替えて使うことができるのが特徴となってます。
PCMは384kHz /32bitまで対応しています。
DSDのネイティブ再生にも対応していて、ここはDP-X1よりもメリットとなります。
基本的なスペックはDP-X1よりもX7のほうが高いです。
また、X7にはオプションでアンプを追加出来るなどの機能もあります。
X7の詳しい仕様については公式サイトを参考にしてくださいませ。
X7の試聴結果
X7の音質はiPhoneよりも良いとは思ったもののDP-X1に比べると少し雑に感じました。
全体的にはX7も素直な音質で過剰な演出はないです。
ただし、高域の表現が粗いと感じました。
全体的に乾いていて硬質な音質という印象で、中域と低域はキレがあります。
その分、温かく包み込むという印象はありませんでした。
あくまでも試聴で触った程度ですが、ソフト面での問題はありませんでした。
また、4インチというサイズはDAPとして使いやすいと感じました。
もう少し小さくてもいいかなと思いますが、個人的には老眼が進行してることもあって4インチが一番合うように思います。
その他で大きなデメリットはありませんでしたが、残念ながらX7は技適未取得により、販売が一時的に停止されています。
ネットワーク屋としてITを生業としていますので技適の仕組みそのものに疑問もありますが、さすがにこのミスは痛いですね。
早期の販売再開を祈ります。
FiiOX7の詳しい試聴結果については以下の記事を参考にしてください。
Mojo
CHORD社のモバイルUSB DACです。
汎用DACではなく独自開発のFPGAをD/Aコンバーターとして搭載しているのが特徴です。
PCMは768kHz/32bitまで対応、DSD256(11.2MHz/1bit)の再生も可能です。
幅82×高60×奥行22mm/重量180gとコンパクト且つ軽量なわりに出力が強いのも魅力のひとつです。
詳しい情報は公式サイトを参考にしてください。
Mojoの試聴結果
Mojoは何度か試聴をしましたが、いずれも印象は良いです。
特徴としては全体的にクリアな音になり、くっきりとした音像となります。
バランスは中域重視です。HERUS+と比べると高音と低音はやや量が少ないと感じます。
低域の沈み込みもHERUS+のほうが上ですね。
ただ、MojoにはP7と同じように独特の個性があります。
どのような製品と組み合わせても気持ちよく音楽を聴かせる力があって、ここが最大の魅力と感じています。
逆に言うとモニター系のヘッドフォンと組み合わせてもMojo色の音に変えてしまうため、好き嫌いは分かれると思います。
個人的にはカスタムIEMのFitear Private 222と密閉型ヘッドフォンのDT 1770 PROとの組み合わせが気に入っています。DT 1770 PROを余裕で鳴らす出力の大きさはとても頼もしい。
Mojoの詳しい試聴結果については以下の記事を参考にしてください。
次ページに続きます。
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