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2016年 USB DAC ポタアン選び その4 CHORD MojoとHERUS+

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HERUS+
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DAPもしくはポタアン(ポータブルヘッドフォンアンプ)選びその4です。
前回はMojoとHERUS+を聴いてきました。
その結果、DAPは購入しないでiPhoneをDAPとして継続使用することがほぼ決まりました。

今回はMojoとHERUS+を違う環境で聴いてきました。
前回の記事はこちらです。

2016年DAPもしくはポタアン選び その3 CHORD MojoとHERUS+
前回はDAP(デジタルオーディオプレーヤー)の聞き比べをしてきました。 今回はDAC付きポータブルヘッドフォンアンプのMojoとHERUS+を試聴してきました。この2製品も個人的にとても魅力を感じてますし、どのような特性(音質的な)があるの...

前回はMojoとHERUS+をB&W P7で聞き比べました。
HERUS+の印象は非常に良かったのですが、Mojoはいまひとつでした。
HERUS+を現在使用しているVANTAM Redに置き換えることはほぼ決定なのですが、HERUS+とMojoは音質とサイズが違うため、Mojoを買うかどうかで悩んでいます。
さらに現在メインで使用しているヘッドフォンのDT 1770 PROを鳴らすにはHERUS+だとパワー不足のため、Mojoの印象が良ければMojoも買ってしまおうと思っています。

それでは今回の候補の紹介のおさらいをしましょう。

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候補

現在、DAPとポータブルヘッドフォンアンプの候補としているのは以下の製品です。

前回はDP-X1とFiiO X7を落選としました。
2製品の出来が悪いということではなく、私の求める音楽の管理をするにはiTunesとiPhoneの組み合わせのほうがいいという結論です。
iPhone(iOSデバイス)にも不満はありますが、音楽管理も含めて考えるとiPhoneのほうが私には合います。

なお、2016 International CESでAudio Quest社が「DRAGONFLY RED」を発表しました。
HERUS+と非常によく似た製品で私の使い方には合いそうです。
ハイインピーダンスのヘッドフォンにも対応できるというのも心強いです。
一度試聴をして気に入ったら候補に入れたいと思います。

DRAGONFLY REDについては以下の記事を参考にしてくださいませ。

<CES>AudioQuest、「DRAGONFLY RED」− 64bitデジタルボリューム搭載。iPhoneと接続可能に - PHILE WEB
<CES>AudioQuest、「DRAGONFLY RED」− 64bitデジタルボリューム搭載。iPhoneと接続可能に

試聴環境

iPhone 6s PlusFitEar Private 222で試聴をしました。
MojoとHERUS+をiPhoneと222の間に入れています。
また、222は標準ケーブルではなくSAECのSHC-B200FFALO社製の変換プラグをつけて使用しています。

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2015年10月版)
前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前回の記事は以下を参考にしてください。学生の頃はQueenのBohemian RhapsodyやBod...

今回は直前までiPhone 6s Plus+VANTAM Red+222で聴いてました。

HERUS+

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HERUS+と222

Bisso Baba / Bob James

低音が下までよく出ます。やや中域にかぶり気味かなと思います。
VANTAM RedとDT 1770 PROこの曲を聴いたときの低音に似ています。
まっすぐ下にずーんと鳴ってからフワッと広がる感じです。
HERUS+の低音は特徴があって単純に量が多いのではなく、フワッと広がることによって量が感じられるとともに音場の広さも感じることができます。
222は量こそ少ないものの低域が下まで出ることが気に入って購入しましたが、ここまで出すとは思いませんでした。ちょっと驚きです。

低音がこれだけ出るのに高域もきれいに聞こえます。
解像度はそこそこでVANTAM Redより少し高いです。
VANTAM Redに比べると音の角がいい具合に丸まっているため全体的に聴きやすいです。
222とVANTAM Redの組み合わせだと曲によって高域が刺さり気味になるんですが、HERUS+との組み合わせでは高域の聞きづらさは緩和されます。

She-Wolf / Megadeth

この曲も低音の沈み込みがいいですね。
ただし、音の密度が上がったせいか、高域は少しガチャガチャしてます。

高域と中域は乾いた硬質の音質。
これまでの試聴結果と同様、HERUS+は低域に特徴はありますが、高域と中域は素直に鳴らします。

Flesh and The Power It Holds / Death

この曲ではきれいな高音を聴くことができました。
前の曲のようにガチャガチャとした感じはありません。
特にシンバル類の音がきれいに響きます。

中域もスネア、ギター、ボーカルがしっかりと個々に主張します。
一体となるのではなくきちんと分離されています。
デスメタルの迫力と音圧は表現できていますし、スピード感もあります。

Come Sail Away / STYX

この曲では曲送りの際に曲の頭が切れました。

冒頭の高域がきれいです。奥行きが増して音の空間がうまく表現力できています。
この曲の冒頭をここまできれいに表現したのはヘッドフォンのAH-MM400なんですが、負けてないですね。

コーラス部分では高音が少し雑になって聴きづらくなります。
この曲のこのパートはリスニング向きに作られた製品(P7やVISION EARSのVE5)じゃないかぎり聴きづらくなるので、HERUS+が素直に222に音を渡してると感じます。

No More Tears / Ozzy Osbourne

この曲も曲送りの際に曲の頭が切れました。

冒頭のベースがいいですね。ひとつひとつの音が細かく再現できてますし、響き方と余韻の残り方が良いです。
全体的な音質の感想はこれまでの曲と一緒です。
冒頭のベースもそうですが、中間のオーケストラパートでは奥行きが増します。

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We are One / Kelly Sweet

ヴォーカルの透明感が増します。
音の密度が低いこのような曲も高域、中域、低域ともに魅力的にならしてくれます。
特に低域がしっかりと広がるので奥行きがでますね。
うまく表現できないのですが、音の土台がしっかりとすると感じます。

HERUS+のまとめ

P7との相性が非常にいいと思いましたが、222との相性も良いです。
持ち運びもしやすいですし、バッテリーのことも気にしなくていいので私の使い方には合います。

この日はiPhoneの音量を55から70%にして聴きました。
HERUS+はVANTAM RedとMojoに比べると非力ですが、能率の良いカスタムIEMとの相性もいいです。

次ページに続きます。

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