秋のヘッドフォン祭2015 レポート CHORD Mojo、FitEar Air、Echoboxなど

秋のヘッドフォン祭2015行ってきました。
今回もすごい人出でしたね。前回からさらに増床をしたということでとても快適に見て聴いて回ることができました。
関係者のみなさまありがとうございます。

早速、私が聴いてきた製品についてレポートをしたいと思います。
今回あらかじめ聴きたいと思っていた製品については以下の記事を参考にしてください。

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CHORD Mojo

今回個人的にもっとも期待をしている製品です。
Mojoの詳細については以下のブログを参考にすることをお薦めします。

オーディオ機器、ヘッドホンなど

とても詳しく且つわかりやすく書かれています。

公式サイトはこちらです。

MojoはUSB DACポータブルヘッドフォンアンプです。
私は既にVANTAM Redを所有していますが、最近購入したDT 1770 PROを鳴らすにはパワー不足となってきています。
音質とアップサンプリング機能は大変気に入っていますが、MojoがVANTAM Redを超えるようなら買い替えたいと思って試聴をしました。

試聴環境ですが、「iPhone 6s Plus−Mojo−P7」「iPhone 6s Plus−Mojo−Private 222」の二つの環境で試聴をしました。

まず、本体ですが小さくて軽いです。

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iPhone 6s PlusとMojo

iPhone 6s Plusと比べるとこんな感じです。
操作は非常にシンプルです。
電源ボタンと音量の上げ下げをするボタンくらいしかありません。

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Mojo本体

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入出力端子類

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P7を接続しています

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デザインもシンプル

本体はシンプルなデザインです。
高級感があるというよりも携帯性を意識して作られていると感じました。
細かい傷を気にすることなくある程度雑に扱っても気にならないです。

ボタンでの操作は少し固く感じました。慣れが必要でしょうかね。
それとポケットやカバンに入れると誤操作しやすいかなと思います。

肝心の音質について書きます。

Barcelona / Freddie Mercury & Montserrat Caballé

この曲では音の粒はそれほど細かくないと感じました。
パワーは十二分にあります。
繊細で細やかというよりも濃いめの音ですね。
モニター系ではなくリスニング向きのチューニングという印象です。

VANTAM Redと比べると縦のレンジはやや狭く感じました。
特に低音はあまり下まで出てないかなという印象です。
それと解像度についてもVANTAM Redのほうが高いです。

音質の傾向はP7とよく似ています。
解像度もそこそこ高くて細やかな音も聴かせますが、音楽を楽しく、気持ち良く聴くことに主眼を置いて設計されてるのかなと思いました。
よって、モニター的なとを期待すると肩すかしを食らいます。

She-Wolf / Megadeth

スラッシュメタルの持つ迫力と音圧は表現されてます。
ただ、この曲でも解像度はやや低く感じました。特に低音ですね。
VANTAM Redに比べるとベーシストの指使いが感じられるところまで至ってないです。
この曲では高音の量が少なく中低音が目立ちました。

ここまでの印象では中低音が強調されて、全体的に濃厚且つウェットで艶のある音という感じです。

Les Miserables / At The End Of The Day

この曲では印象が一変しました。非常に気持ち良く聴かせてくれます。
立体的な音場や臨場感がよく表現されています。
低音も下までよく出てますし、高音の解像度も高いです。
女性コーラスがとてもきれいですね。
音圧や迫力がしっかりと伝わりました。

これまで聴いてきた曲とは明らかに違いが出ましたが、理由はよくわかりません。
ただ、今までこの曲を聴いてきてもっとも気持ち良く聴かせてくれたのは間違いありません。 

この曲でP7からPrivate 222に切り替えました。
Private 222は高音寄りで解像度が高いとこを気に入って購入しました。
また、P7と比べて濃厚な音ではなく割とあっさりすっきりと聞かせてくれます。
SAECのバランスケーブルを使用することにより、純正ケーブルと比べて音場が広がり、全体的に締まりが良くなります。

Mojoには2.5mmバランス端子はありませんので純正ケーブルで試聴をしましたが、バランス接続をした環境と同じような音を出してくれました。
Mojoはかなりわがままに音を変えてきますね。(笑)

Ozzy Osbourne / No More Tears

この曲も非常に良かったです。
VANTAM Redに比べると音の芯が太くてしっかりとしてます。
繊細でクール、乾いたという感じではありません。

CHORD Mojoのまとめ

短時間の試聴でしたが、Mojoの特性が少し見えました。
VANTAM Redとは正反対でソースの持つ音を素直にそのまま出すのではなく、濃厚な音に変えてきますね。
うまく伝えられるといいのですが、「濃厚」「臨場感」「広い音場」「艶」「ウェット」という印象でした。
とはいえ、こもるとか閉鎖的な音ということはありません。
全体的にクリアで開放的。解像度もそこそこ高いです。

好みは分かれるところかと思いますが、個人的には気に入りました。
特にパワーですね。
VANTAM RedとP7の組み合わせだと音量を90%まで上げられるんですが、Mojoはまだまだ余裕があるという感じです。
はっきりと80%と言えないのは限界がわからないからです。(笑)
Mojoには音量の割合を表示する機能がありません。
底が見えないという点ではいいのですが、今時の製品と違ってわかりづらいところはあります。

もう一度聞いた上で最終的な判断をしたいと思いますが、VANTAM Redの代わりではなく、傾向の異なる製品として買うのは面白いなと思いました。

次ページに続きます。