ATH-CKR9
オーディオテクニカ社のCKR9です。
昨年のイヤフォン選びでは最終的にIM04を選んだので、私にとって馴染みのあるメーカーとなりました。
今回もIM02かIM03あたりを候補にしようと思っていたんですが、耳掛け型がNGということで断念でしました。
Blank Space / Taylor Swift
低域と高域のバランスがいいです。
高域は高いところまで出るわけではありませんが、刺さる一歩手前でうまくおさえられていて解像度も高いです。
低域はもう少し下まで出て欲しいところですが、価格なりにでていると感じます。
ボーカルは前に出てくるタイプで、空間表現もうまいと感じます。
99 Luftbaloons / Nena
この曲もいいですね。
これまでこのシリーズで聴いてきた製品の中でもっとも低域の解像度が高いと感じます。
MidHighはやや耳障りなこともあります。特にヴォーカルが耳障りに聞こえることがありますが、許容範囲です。
Titanium / David Guetta featuring Sia
この曲にも合います。
この製品の特性だと思いますが、重心の低い曲にはよく合いますね。
それとこの曲でも中域と低域の表現が細かいです。解像度はなかなか高いものがあります。
ATH-CKR9 音質以外の評価
装着感はいいです。
デザインは少し変わってますが奇抜というほどではありません。質感は普通です。
タッチノイズはありません。
プラグはL字で、スマートフォンに接続する場合はケースに干渉することがあるかもしれません。音量は90が限界でした。
Chord & Major Major 9’13(for Classic)
今回聴くのを楽しみにしていたChord & Major社の製品です。
Chord & Majorは台湾のメーカーで、イヤフォンだけでなく音楽も研究しているということを信条としているようです。
製品はMajor 5’14(for World Music)、Major6’13 (for Ballad)、Major 9’13 (for Classic)、Major 8’13 (for Rock)、Major 7’13 (for Jazz)の五つがあります。
製品名の通り、それぞれジャンルに合ったチューニングがされています。
デザインがいいのも特徴ですね。
詳細は公式サイトを参考にしてください。
今回私が聴いたのはクラシック音楽用のモデルです。
Titanium / David Guetta featuring Sia
一聴してワンランク上の音と感じました。
高域も低域も縦に広く出ます。高域は良く伸びて解像度も高いですし、中域と低域も同様に感じます。
音場も広めで空間表現もうまいです。
全体的にクリアな音を聴かせてくれるのも好感です。
Blank Space / Taylor Swift
全体的に音の粒が細かく、繊細な表現がうまいです。
この曲では高域が目立って、少し刺さりますね。
低音の沈み込みは及第点です。
99 Luftbaloons / Nena
この曲でも全体的に細かく聞こえてクリアです。
ただ、やはり高域が少し耳につきます。もう少し高域が控えめだとちょうど良いかなと思います。
違うモデルも聞いてみます。
Major 9’13 (for Classic) 音質以外の評価
装着感は良かったです。
デザインは非常に良く、プラグもお洒落でした。ただし、写真で見るほど質感は良くありませんでした。
タッチノイズは少しだけあります。
音量は95まで上げることが出来ました。
能率が悪いほうですね。
まとめ
Major 9’13 (for Classic)とATH-CKR9が良かったです。
前回はN20UとIE60がいいと感じましたが、今回の2製品はさらに良いんじゃないかと思いました。
もちろん最終的には聞き比べをしますが、両製品ともスペアに持っていてもいいなと感じました。
特にMajor 9’13 (for Classic)はデザインだけでなくパッケージングもいいので所有欲を満たしてくれそうです。
今回の製品は合いませんでしたが、JazzかRock、Balladあたりも聴いてみたいですね。
CKR9はとても素直な製品という印象です。
音もデザインも大きなくせはないと感じました。
特に音のほうはよくまとまっていると感じました。
オーディオテクニカ社はSolid Bassシリーズのイヤフォンも発売しましたので、こちらも聴いてみようと思います。
e-Q7とKC06A、TE-05は残念ながら落選です。
それぞれ価格なりに良い製品でしたが、Major 9’13 (for Classic)とATH-CKR9に比べると、私がポータブルオーディオ機器を選ぶ上でもっとも重視する音の鮮明さや解像度の点で違いがあると感じました。
それと縦のレンジの広さにも違いを感じます。高い音も低い音もそれぞれに出る音域が広いという印象です。
高いものが必ずしも良いというわけではありませんが、私が普段聴いている5万円前後の製品に比べると1万円の差は大きいと感じます。
5万と7万の製品は基本性能の点では大きな違いは感じず、好みによる違いが大きいです。
今回試聴しているイヤフォンの場合、1万円の価格差は基本性能に大きな違いがでると感じています。
今回は以上です。
前回と前々回の記事は以下を参考にしてください。
2015年のイヤフォン選びについては以下の記事を参考にしてください。
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