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気ままに試聴 密閉型ヘッドホンAUDEZE SINE

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ヘッドホン
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秋に向けてオンイヤー型のヘッドホンを買おうかなと思っているので、AUDEZEから発売されたSINEを試聴してきました。

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AUDEZE SINE

AUDEZE社は米国のヘッドホン製造メーカーです。
平面磁界・全面駆動型のヘッドホンを得意としていて、LCDシリーズが有名です。
AUDEZE社のヘッドホンは価格が高く、ポータブル向けに作られていないので、私自身はこれまで縁がありませんでした。

今回紹介するSINEはオンイヤーで密閉型、価格も5万円前後です。
ようやく私の守備範囲のモデルを出してきたなと勝手に思っています。(笑)

SINEはLightning端子と一般的な3.5mmステレオミニプラグが選べるようになっていて、AUDEZE社の他の製品と同様に平面磁気ドライバーを搭載しています。
前述の通り、SINEはオンイヤーで密閉型のヘッドホンで、2種類のケーブルが用意されています。
詳細については公式サイトを参照してください。

試聴環境

試聴環境はiPhone 6s Plus直です。接続はLightningケーブルではなく、3.5mmステレオミニプラグです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2015年10月版)
前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前回の記事は以下を参考にしてください。学生の頃はQueenのBohemian RhapsodyやBod...

試聴の直前までVision EarsのVE5で聴いていました。

AUDEZE SINEの試聴結果

Bisso Baba / Bob James

まず、全体的にまったりと聞くことができると感じました。曲の雰囲気は表現できてますね。
低音の沈み込みは少し物足りないです。低音はフワッと包み込むタイプで、DT 1770 PROのように直線的ではありません。
高音はきれいで開放的です。中域は厚くて安定感があります。
ピアノの流れるような音の表現もうまく、一音一音がきれいに耳に入ってきます。

At The End Of The Day / Les Miserables

冒頭のパーカッションの高音は出てますね。
オーケストラ部分は細かく表現できてるんですが、もう少し迫力が欲しいところです。
特にこの曲でも低音が物足りなく、弦楽器の低い音の響きが弱いと感じます。
それと、iPhoneの音量を100%にしても音が小さいと感じます。能率は決して良くなさそうです。

Flesh and The Power It Holds / Death

この曲では高音の出方に特徴があると感じました。ヘッドホンでは珍しくキラキラとクリスピーナ高音が出ます。
全体的なバランスはフラットで、人によってはつまらないと感じるかもしれません。

Thunderstruck / AC/DC

この曲はやや平凡な鳴り方だなと感じました。
特筆すべき良い点はありませんが、悪い点もないという感じですね。
DT 1770 PROやB&WのP7に比べると、音楽を聴いていてワクワクするような感覚がありません。
淡々と鳴らしているという感じです。

We Are One / Kelly Sweet

この曲ではベースの音が聴きとりづらいと感じました。
解像度が低いというよりも、音量の問題ではないかと思います。
中域は良好ですが、こちらも音量を上げることが出来ればもう少し魅力が出るような気がしますね。

AUDEZE SINE その他の評価

IMG_6109

SINE本体

装着感はそこそこでした。
側圧も普通で長時間つけていられそうです。
私が所有しているヘッドホンとの比較だとDT 1770 PROよりも緩く感じました。
DT 1770 PROも決して側圧がきついほうではないので、一般的な密閉型ヘッドホンの中でも緩いほうかなと感じます。

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SINE本体

音量は最初から100%で聴きました。
能率はDT 1770 PROよりも悪いです。
アンプが必須の製品のようですので、iPhone直で聴いた今回のレビューはあまりあてにならないと思ってくださいませ。
機会をみてアンプを通して聴いてみます。

IMG_6107

SINE本体

ケーブルはきしめんケーブルで硬めです。絡みづらく断線もしづらいと思いますが、取り回しには難がありそうです。
プラグは少し面白い形状となっています。ケーブルとプラグの結合部がゴム素材で覆われてますね。

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SINE本体

イヤーパッドはよく耳に吸い付いてきました。側圧が緩めなので少し心配でしたが、遮音性は高かったです。音漏れについては未確認です。
それと「オンイヤー」という触れ込みですが、個人的にはオーバーヘッドと感じました。
AUDEZE社の既製品と比べると小さいのですが、他社の製品と比べるとイヤーパッドはそこまで小さくありません。
同じオンイヤー型のT51pやUltrasone GO、MOMENTUM On Earあたりを想像すると面食らうと思います。(笑)

まとめ

iPhone直で聴いたかぎりではあまり良い印象ではありませんでした。
ただし、前述の通り、アンプを通すか出力の高いDAPを前提とした製品だと思いますので、iPhone直での音質評価はフェアではないと思います。
個人的にも注目をしている製品ですので、アンプを持ってもう一度聴いてみたいと思います。
LightningケーブルでiPhoneと接続すれば音量も上がるのかもしれませんね。
一度、試してみたいものです。

デザインについても触れておくと、形状が個性的な割に間近で見るとやや地味な印象を受けました。
質感は良いです。写真ではなかなか伝わらないと思いますので、是非実機に触れてみてくださいませ。
重さもそれほど感じませんでした。装着感は側圧が緩めなおかげで良好です。
遮音性は高いと思いますが、これだけ緩めだと音漏れは少し心配です。

今回は以上です。

 

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