ここからはnano iDSDで聴いた感想です。
Rangers / A Fine Frenzy
iPhone直の環境に比べると高音の量が増えて全体的にクリアになりました。
上も下も縦のレンジが広くなりますね。
iPhone直よりも明らかにいいです。
At The End Of The Day / Les Miserables
nano iDSDを挟むと冒頭のパーカッションがちゃんと聞こえました。
全体的には音場も広がります。
低域も下まで出るようになりますね。箱鳴りのような音の出方もいいです。
Bisso Baba / Bob James
iPhone直で聴くのとはまったく別次元と感じました。
この組み合わせはとてもいいです。
シンバルとピアノがより鮮明に聞こえます。(特にシンバル)
低音も下まで出ますね。
ATH-ESW950 その他の評価
デザインは至って普通です。シンプルといえばシンプルですが、色気はありません。
質感は全体的にプラスチックっぽいです。高級とか上品という感覚はありません。
ただし、シカモアの質感と輝き方は好印象でした。他の製品にはあまりない特徴かと思います。
本体は非常に軽いです。オンイヤーの密閉型ヘッドホンでここまで軽い製品は初めてです。
側圧は普通で装着感も良いです。頭を振ってもズレることはなく音楽に没頭することができました。
イヤーパッドは適度な柔らかさがあって長時間聞いても疲れないと思います。
遮音性も高く店内の音は気になりませんでした。
音量ですが、iPhone直だと90から95%で聴きました。100%だとちょっときつかったです。
nano iDSDでは音量つまみを2時くらいの位置で聴きました。
まとめ
リスニング向きの製品という印象を受けました。
とはいえ、解像度もそこそこで細かい音が埋もれてしまうほどではありません。
バランスのいい製品だと思います。
少し物足りないのは高域と低域の量です。
特に高域はもう少しカラッと乾いた開放的な音を出してくれたらかなり好みですね。
低域はもう少し沈み込みがあって下まで出ると良いのですが、オンイヤーのヘッドホンと考えたら十分かと思います。DT 1770 PROやB&W P7と同じ程度を求めてはいません。
秋に向けてオンイヤーの密閉型ヘッドホンを選ぼうと思っていますが、現状では、T51pを軸に考えています。
ESW950を聴いた後にT51pを聴いてみましたが、遜色はありませんでした。
T51pのほうが高音寄りでしたが、ESW950は中域の分厚さが魅力ですね。
音漏れは確認してませんが、携帯性も非常にいいです。特に軽いのがいいと思います。
音量についてもiPhone直でしっかりと聴くことができるのはいいですね。
nano iDSDで聴いたほうが音質は良いと感じましたが、iPhone直でも十分な音質と感じました。
nano iDSDをどのような場面でも使えるわけではないのでiPhone直でも十分になるというのはメリットだと思います。
今回は以上です。
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