気ままに試聴 カスタムIEM JH Audio THE SIRENS SERIES – Angie

Twitterのフォロワーさんからのお薦めもあって、今回はJH AudioのAngieを聴いてきました。
前回はNOBLE 5CとFitEar MH335DW、UE11Proを聴いてFitEar MH335DWが気に入りました。
来年から本格的に始める予定のカスタムIEM選びの候補としてFitEar MH335DWは残します。
UE11Proについてはまだ少し悩んでいますが、UE18Proも聞いてから決めます。

JH Audioは前回のカスタムIEM選びでも聴かなかったメーカーですが、イヤーモニターの神様とも呼ばれるジェリーハービー氏が2009年に設立した会社です。
カスタムIEMの世界では外せないメーカーのひとつですね。(何故か私は外してしまいましたが)

今回聴いたAngieはJH AudioのSIREN SERIESシリーズの中でもっとも安い製品です。
Angieの他にRoxanneとLaylaというモデルがあります。
AngieとLaylaはユニバーサルタイプが先行して発売されましたが、今年の9月からAngieとLaylaともにカスタムモデルがオーダーできるようになりました。

JH Audioの公式サイトは以下を参考にしてください。

日本の代理店MixWaveさんのAngieカスタムの公式サイトはこちらです。

試聴環境

iPhone 6s Plus+VANTAM Redという組み合わせで聴きました。

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前...

今回は直前までDT 1770 PROを聴いてました。
また、Angieはカスタムモデルの試聴機で聴きました。

Angie

Angieは低域の調整ができるのですが、低音が2番目に少ない位置で試聴を始めました。

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Angie

ケーブルは太めのより線で私の好みです。
コネクタはこの価格帯にしては普通ですかね。もう少し高級感が欲しいかな。
イヤーモニター側のコネクタは独自開発のロック式4pinコネクタです。
低域を調節するアジャスターがついている特殊なケーブルのため、交換用のケーブルはまだあまり出てません。

それでは試聴結果にいきましょう。

At The End Of The Day / Les Miserables 

全体的なバランスは中低音寄り。中域の中でも高めの中域の量が多いという印象です。
噂どおり音場は広く、直前まで聴いていたDT 1770 PROと比べても遜色ないです。
音質はリスニング向きで、キレのあるタイプではありません。

オーケストラの迫力は表現できてますが、低音が下まで出ないので少し物足りなさを感じます。

She-Wolf / Megadeth

中低域の解像度が高いです。
低音の沈み込みはそこそこで、この曲でも下まで出てないなと感じます。
高音は歯切れが良くて気持ちがいいです。ギターリフのザクザク感がよく出てます。
きめ細かく滑らかな音というよりは豪快で迫力のあるサウンドという印象です。

The Millionaire Waltz / Queen

この曲でも音場の広さを感じます。
左右はもちろんですが、今回私が求めている奥行きがありますね。おかげでこの曲の雰囲気がよく出てます。
ただし、音質的にはやや大ざっばな印象を受けます。細かくて繊細な音という感じではないですね。
音の密度が上がっても問題なく再生してくれます。さすがに基本性能は高い。

Crush / Kelly Sweet

ヴォーカルとベースの絡み方がとても心地いいです。
また、音場が広いおかげでこの曲の雰囲気が非常によくでています。
音の密度が低いこういう曲も難なく表現してくれますね。

Rangers / A Fine Frenzy

この曲も非常に良かったです。

Ozzy Osbourne / No More Tears

冒頭のベースからギターが入ってくるあたりは非常にいいです。
メタル調になる部分では密度が上がって情報量が増えますが、まったく問題ないです。
この手のロックや女性ボーカル、ポップ、ジャズはめちゃくちゃいいですね。

ただし、オーケストラ部分は今ひとつと感じました。オーケストラはもう少し繊細さがないと厳しいのかもしれませんね。

低域を調整してみた

低域を最大にして何曲か聴いてみました。
低域の量が増えると言うよりも 低い低音がでるようになりますね。
下品な低音になるわけではないので、個人的には最大にしたほうが好みでした。
レ・ミゼラブルのオーケストラ部分もより迫力が出ました。

まとめ

音場、特に奥行きの広さはなかなか魅力的です。
私が所持しているIM04も音場が広めですが、Angieのほうが全体的にレンジが広くIM04よりも高解像度で音場が広いという印象です。

高域についてはそれほど解像度が高いとは感じませんでした。
よく伸びて開放的というよりも最低限必要な高音を鳴らしているという印象ですね。
魅力はやはり中低音にあると思いました。
そしてロックやメタル系には非常に合います。
Jazzやポップスも問題ないですが、オーケストラについては少し苦手かなと思いました。

私が所持しているカスタムIEMのPrivate 222に比べると解像度やキレで勝負するタイプではなく、リスニング向きで全体的にウォームという印象です。
もう少し解像度が高くてキレがあると今回の条件にどんぴしゃで合いますね。

結論として、これまで聴いてきた中ではもっとも音場が広いのでAngieも候補に入れたいと思います。

今回は以上です。

NOBLE 5CとFitEar MH335DW、UE11Proの試聴結果は以下の記事を参考にしてください。

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