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beyerdynamic DT 1770 PRO用ケーブル聞き比べ ADL iHP-35X II 3.5mm-mini XLR

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DT 1770 PRO
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ケーブル聞き比べ

ケーブルは標準ストレートケーブルとADL iHP-35X IIで聞き比べをします。
Onsoのケーブルも仲間に入れようか迷ったのですが、より性格に比較をしたかったのでこの二本に絞りました。

No More Tears / Ozzy Osbourne

まずは標準ケーブルから聴きます。
出だしのベースは弦の揺れと弦が揺らした空気も伝わる。
高域、中域ともにフラットできれい。解像度も非常に高い。
音の粒も細かく滑らかに聞かせてくれる。

次はiHP-35X IIで聴きます。
全域ともにやや粗く聞こえます。ほんの少しの差ですが、音の粒が粗くなり滑らかさが失われます。
音のバランスは標準ケーブルと変わりません。
低域もしっかりと出てますね。
音場は奥行き感にも変化は感じません。

Rock the Blues Away / AC/DC

この曲はiHP-35Xから聴きます。特別断りがない場合は、このように先攻後攻を入替ながら聴きます。

この曲では標準ケーブルのほうが低域の表現が豊かに感じました。
低音の量は変わりませんが、超低域で差が出ます。
標準ケーブルは超低域も出ていて、iHP-35Xでは聞こえなかった低音が聞こえました。

シンバル音でも少し差が出ました。
前の曲と一緒でiHP-35Xはシンバル音が粗く聞こえます。
標準ケーブルはきれいに滑らかに聞こえます。
また、余韻の残り方も標準ケーブルがきれいです。iHP-35Xは残るべき余韻が残らないという結果になりました。

Bisso Baba / Bob James

この曲ではiHP-35Xのほうが低い低音が出ています。
前の曲ほど音の粗さも気にならず、中域も高域もほとんど同じように聞こえます。

この曲は音の密度が低いので鳴り方が変わるという印象ですね。
標準ケーブルは同じような鳴り方ですが、iHP-35Xは本来の実力を発揮したという感じます。
これまでは標準ケーブルのほうが好みでしたが、この曲については引き分けです。

At The End Of The Day / Les Miserables

この曲では再びiHP-35Xのほうがやや粗く感じます。
標準ケーブルのほうが細かい表現がしっかりとできています。

その他はほとんど差がありませんでした。
音のバランスもほぼ一緒でオーケストラの音圧や迫力は双方ともによく表現できてました。

The Millionaire Waltz / Queen

曲の雰囲気を変えましょう。
この曲ではiHP-35Xのほうが低音に締まりが出ますね。
低音に関してはiHP-35Xに軍配が上がります。
高域と中域はそれほど違いを感じませんが、これまでと違ってiHP-35Xのほうが聴きやすくなりました。

曲の展開がころころ変わる曲なのでシンバルとギターが派手に鳴る部分ではiHP-35Xが再び粗く聞こえるかなと思って聴いていたのですが、標準ケーブルと同等に聞こえました。
シンバル音については標準ケーブルを上回ったくらいですね。

Crush / Kelly Sweet

次はしっとりとした女性ヴォーカルを聴きます。

この曲では違いを感じませんでした。
私の聴覚では差を感じるのに限界を感じました。
どちらも素晴らしかったです。

Flesh and The Power It Holds / Death

どうしても最初に聴いた2曲で感じた差が気になったので、最後にもう1曲激しいのを聴いてみます。

んー、この曲でも差は感じませんでした。
この曲を聴くかぎり、iHP-35Xは音圧が上がったり歪んだ音が音が多くなっても問題ないですね。

こうなると最初に聴いた2曲で感じた差はなんだったんだということになりますが、別の機会に聞き比べてみましょうかね。
今日はこれ以上聞いても信憑性に欠けることになると感じます。

ケーブルの扱いやすさ

気を取り直してケーブルの扱いやすさについて書いていきます。

IMG_5740

iHP-35Xと1770を接続

iHP-35Xはヘッドフォン側のminiXLRプラグがとても抜き差しがしやすいです。
前々から書いているとおり、DT 1770 PRO標準ケーブルは抜きにくいので、これは助かります。
ちなみにiHP-35XはOnsoのケーブルと同じくらい抜き差しがしやすいと思ってくださいませ。

ケーブルは前述の通り、柔らかくてクセがつきにくいです。
太さは得に太くもなく細くもなくと言った印象です。
外で使用するには長さを含めて非常にいいと思います。

iHP-35Xはプラグのデザインや質感も気に入っています。
Onsoのプラグは軽いのが良い点ですが、質感は少々安っぽいところがあります。
iHP-35Xは標準ケーブルのプラグと同等の質感となっています。

IMG_5741

iHP-35Xと1770全体像

まとめ

音質、扱いやすさともに気に入りました。
ちょっと音質の面では最初に聴いた2曲が気になりますが、これは今後確認をしていきたいと思います。

何よりもDT 1770 PROの魅力のひとつである。低域の豊かさが標準ケーブルと同等だというのが非常に嬉しいです。

なお、iHP-35X以外で気になっているケーブルがもう一本あります。
AKGのC200です。
すでにTwitterのフォロワーさんが入手していて音質も非常にいいとのこと。
外で使う私にとって2mはちょっと長いのですが、DT 1770 PROの魅力を余すところなく引き出したいのでおそらくどこかで買います。(笑)

しかし、このブログを立ち上げた頃はリケーブルにあまり興味がなかったんですが、ケーブルの世界にすっかり魅了されてしまいました。
ヘッドフォン用のケーブルはカスタムIEMに比べて安価はのはいいのですが、気軽に買ってしまうのは困りものですね・・・

今回は以上です。

DT 1770 PROの記事については以下も参考にしてください。

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コメント

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