その他の作品
『Now That I’ve Found You: A Collection』、『New Favorite』、『Forget About It』の3作品は『Raising Sand』ほどの思い入れはないものの、アリソン・クラウスの中でも完成度が高く好きな曲が多いアルバムです。
『Forget About It』は1999年発売でアリソン・クラウス単独名義の作品です。
割とカントリー色は薄いので私でも違和感なく聴くことができます。
『New Favorite』は2001年発表の作品で、こちらはAlison Krauss and Union Station名義となっています。Union Station名義なのでインストゥルメンタルな曲も入っており、前作の『Forget About It』と比べるとよりブルーグラスの演奏面がフィーチャーされています。
楽曲は良いので私は好きなんですが、アリソンの声をより楽しみたい場合は、『Forget About It』のほうが良いでしょう。
『Now That I’ve Found You: A Collection』は1995年発表の作品でアリソン初のベストアルバムです。
『Forget About It』と『New Favorite』と比較すると初期のアリソンを楽しむことが出来ます。
私自身は初期のアリソンよりも中期以降が好みに合うのですが、『Now That I’ve Found You: A Collection』はベスト盤だけあって質の高い楽曲が収録されています。
好きな曲
アルバムに続いて好きな曲を紹介します。
- Help Me / Everybody Has A Story
- Forget About It / Forget About It
- Empty Hearts / Forget About It
- Never Got Off the Ground / Forget About It
- Oh, Atlanta / Now That I’ve Found You: A Collection
- Broadway / Now That I’ve Found You: A Collection
- Every Time You Say Goodbye / Every Time You Say Goodbye
- When You Say Nothing At All / Now That I’ve Found You: A Collection
- A Living Prayer / Lonely Runs Both Ways
- The Lucky One / New Favorite
- Dimming of the Day / Paper Airplane
- Miles to Go / Paper Airplane
- Looking In The Eyes Of Love / So Long So Wrong
- Happiness / So Long So Wrong
- Rich Woman / Raising Sand
- Killing the Blues / Raising Sand
- Gone Gone Gone(Done Moved On) / Raising Sand
- Please Read the Letter / Raising Sand
- Stick With Me Baby / Raising Sand
- Let Your Loss Be Your Lesson / Raising Sand
さすがに多いです。(笑)
まずは”A Living Prayer”。アコースティックギターと歌のシンプルな曲です。
アリソンの声を存分に堪能することが出来ます。そしてこの曲ではかなり高い声を出すことが聴くことができます。さびの部分ですが、とても好きな曲です。
“Dimming of the Day”は最新作の『Paper Airplane』に収録されている曲ですが、”A Living Prayer”と似ています。
“Forget About It”と”The Lucky One”は軽快ながらもゆったりと聴くことのできるカントリーナンバー。ブルーグラスの演奏も楽しむことが出来ます。
私がもっともアリソンらしいなぁと思う曲ですね。
『Raising Sand』からの曲は割愛します。
とにかく聴いてもらったほうが早いです。(笑)
動画集
いくつか動画をピックアップしました。参考にしてくださいませ。
前述したグラミー賞でのロバート・プラントとアリソン・クラウスのパフォーマンスです。
こちらは映像作品にもなっている『Live』の動画です。
グラミー賞での豪華でセクシーな衣装とは打って変わって、小学校の音楽の先生のような服装で演奏なさってます。
最初にこの映像を見たときは大御所がこんなので良いのかと笑ってしまいました。(笑)
まとめ
アリソン・クラウスを紹介しました。
カントリーミュージックというと日本ではあまり知られていませんし、人気もありません。
アリソン・クラウスも日本での知名度はほとんどないと思います。
今回アリソンを紹介したのは好きだからというのもありますが、多くの人に知ってもらって来日公演でも実現しないかなというよこしまな思いもあります。(笑)
ここまで書いてきたとおり、ブルーグラス色の強い曲が多いので、日本で万人受けするとは思いませんが、最近の作品ではブルーグラス色が薄い曲もあります。
ブルーグラス色が薄い曲は一般的なアコースティック音楽に近い感覚で聴くことができるので、気楽に聴いてみて欲しいなと思います。
私も女性ボーカルはそこそこ聴いてますが、女性ボーカルの力量がかなり高くて個性も唯一無二と思います。
お薦めはロバート・プラントとの共作ですが、純粋に女性ボーカルだけを聴きたい場合は、『Forget About It』か『Now That I’ve Found You: A Collection』が合うと思います。
記事では紹介しませんでしたが、『Essential Alison Kraus』という最近の曲を集めたベストアルバムもお薦めです。
映像作品ならば『Live』がお薦めです。
この作品ではフィドルを弾くアリソンも見ることが出来ます。
フィドルを弾く姿もなかなかかっこいいんですよね。
今回は以上です。
女性ボーカルシリーズ第一弾の以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。
コメント
[…] 「私と音楽 女性ボーカル編」第4弾です。 これまでスウェーデンのシンガーソングライターのアナ・ターンハイム、ブルーグラス/カントリーの歌姫アリソン・クラウス、クリスティーナ・ペリーを紹介してきました。 今回はアリソン・クラウスと同時期に出会ったディクシー・チックスを紹介します。 […]