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USB DAC/ポタアン iFi Audio nano iDSD 購入二ヶ月後のレビュー

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nano iDSD
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nano iDSDの音質

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さて、いよいよ音質のレビューをしていきます。
視聴に使った環境はMacBook Pro+Audirvana+nano iDSDです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにFLACのハイレゾ音源も聴いてみました。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

https://gateway254.com/digital01/?p=3943 

DT 1770 PROで聴く

DT 1770 PROはiPhone直でもそこそこ満足出来る音を出してくれるんですが、nano iDSDを通すとさらに良くなっているように感じました。
特に音場が前後左右に広がります。また、ただでさえ高いDT 1770 PROの解像度がさらに上がるのとひとつひとつの音が細かくなり、全体的に滑らかな聴感を得ることが出来ます。
そうかといってメタルやフルオーケストラの迫力が損なわれることはなく、音源に忠実且つ正確に音を向上すると感じます。

VISION EARS VE5で聴く

VE5の特徴でもある明瞭な音がより明瞭になり、はっきりとメリハリのある音に変わりました。

iPhone直に比べるとより音場が前後左右に広がって、上下にも音が伸びるのはDT 1770 PROと一緒です。また、全体的に澄んだ音になって解像度が上がります。
これがnano iDSDの効果かなと思います。

なお、今日試聴に使った製品の中では唯一、音量を上げると高域が少し聴きづらくなりました。
VE5はメリハリのある音が特徴なので音量を上げすぎると聴きづらくなりますね。
iPhone直よりも聴きづらくなる音量の大きさが早いように感じます。

Westone 4Rで聴く

Westone 4RはVE5よりもリスニング向けなので音量を上げても聴きづらくなることはないです。
VE5よりもWestone 4Rのほうがnano iDSDとの相性は良いと感じます。

iPhone直だとWestone 4Rは上下の帯域が狭く、解像度の点でも物足りなさを感じるんですが、nano iDSDを通すことによって、物足りない部分が解消されます。
特に高域の出が良くなりますね。

低域についてはバスドラの風圧をiPhone直では感じることが出来ないんですが、nano iDSDを通すと風圧をしっかりと感じることが出来ます。
この差は「やや」とか「少し」というレベルではなく結構大きいです。

Westone 4Rもnano iDSDも味つけはあまりせず、素直に音源を再生するタイプなのでいい相乗効果が得られているように思います。

Fitear Private 222で聴く

標準ケーブルで聴きました。
222ではnano iDSDの効果がいまひとつ感じられませんでした。
私が所有している製品の中ではもっともモニター寄りで、リスニング向けではない製品です。

解像度が高く、硬質な音を出すのが222の特徴ですが、音場が前後左右に広がるものの全体的にはそれほど大きな効果は感じませんでした。

B&W P7で聴く

P7は標準ケーブルで聴きましたが、メーカーが発売しているアップグレード用のケーブル「PEC/P7」に変えた時と似たような効果が得られました。
音場はさらに広がり、解像度があります。やや甘めの中域と低域の解像度が上がるのが特にわかりやすいです。
さらにひとつひとつの音の粒が細かくなって滑らかに聞こえます。
P7はモバイル用に設計されているのでiPhone直でもそこそこの音を出しますが、nano iDSDを通すとさらに良くなりました。

なお、ケーブルをPEC/P7に変えたときよりもnano iDSDを通したほうが効果は大きいです。

音質のまとめ

iPhone直と比べると効果が比較的わかりやすかったです。おおむね以下のような効果が得られると感じました。

  • 解像度が上がる
  • 音場が前後左右に広がる
  • 超高音と重低音が出る(縦の帯域が広がる)
  • 音の粒が細かくなり滑らかな聴感になる
  • 澄んだ音になる
  • 味つけはほとんどしない

VANTAM Redとも似ていますが、縦の帯域はnano iDSDのほうが広がります。
また、澄んだ音というのもVANTAM Redとは異なります。
nano iDSDは音に乗った細かいノイズを取り除いているので、より澄んだ音になっているという印象を受けました。過度に澄んだ(クリア)音になると不自然に聞こえることもあるんですが、nano iDSDはほどよく澄んだ音にしてくれると思います。

そういう意味ではVANTAM Redのほうがより音源に忠実と感じることもあります。
私は気になりませんでしたが、メタルなど歪んだ音が多いジャンルでは少し違和感があるかもしれませんね。これは人によって好みが分かれるところだと思います。

音量

最後に音量についても触れておきます。
視聴環境はMacBook Pro+Audirvana+nano iDSDです。

DT 1770 PROは3時手前。VE5は9時半、Westone 4Rは1時、222は12時、P7は2時半でした。
私が現在使っている製品はどれも音量が取れるので満足です。

まとめ

LightningケーブルでiPhoneと直接接続が出来ないこと以外は満足です。
特に音質ですね。あまり味つけをせずに素直に音質を向上してくれるので私の好みに合っています。

ただ、歩行時に使わないならmicro iDSDでいいじゃないと思い始めてます(笑)
micro iDSDはnanoに比べて長いのでnano iDSDを選択しましたが、今の使い方ならmicro iDSDでもいけそうです。
それと歩行時に使わないならiPurifier2があっても良いじゃないと思い始めてます(笑)
この辺はお財布と相談をしながら少しずつ揃えたいと思います。
まずはnano iDSDからmicro iDSDのアップグレードでしょうかね。

今回は以上です。

以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。

USB DAC/ポタアン iFi Audio nano iDSD ファーストインプレッション
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iPhone用のUSB DAC兼ポータブルヘッドホンアンプとしてHERUS+とnano iDSDを購入しました。 今まで使っていたVANTAM RedはiPhoneと直接Lightningケーブルで接続できる製品でしたが、HERUS+とna...

 

 

コメント

  1. […] 環境はMacBook ProとUSB DAC(nano iDSD、Cayin i5 DAP、HERUS+)に接続して使うことが多いです。 MacBook Pro上ではiTunesではなくAudirvana Plusという音楽再生ソフトで再生をしています。 手っ取り早く再 […]

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