Androidデバイス（Nexus 9）とMac版のiTunesを同期 iSyncrをレビュー

再生してみる
結果
1. 出来たこと
2. 出来なかったこと
まとめ

再生してみる

実際に同期した音楽ファイルを再生してみましょう。

Androidの再生アプリの選択

再生の前に音楽再生アプリを選択します。
私は前にAndroidを使っていたときにPowerampの有料版を購入していたので、Powerampを最初に使いました。
その後、しかしPowerampだとiTunesで曲につけたレートが表示されず、レートの変更などを行うことが出来ません。

調べた結果、現時点でiTunesから同期した音楽ファイルのレートはiSyncrを開発しているJRT StudioのRocket Playerじゃないと表示、編集が出来ないようです。

音楽ファイルのレートの表示および編集をしたい場合は、Rocket Playerを使いましょう。
特にレート機能にこだわりがなければ好みの音楽再生アプリを使っても問題ないです。

last.fmのインストール

再生をする前に私はlast.fmの公式アプリをAndroidデバイスにインストールしました。
このアプリでScrobbleすることによって、再生履歴がlast.fmに保存されます。

再生

Rocket PlayerとPowerampで再生してみました。

Rocket Player再生画面

Rocket Playerの再生画面です。
曲のレートも表示されてますね。
iOSデバイスの標準音楽再生アプリと比べても違和感なく使うことができると思います。

Rocket Player曲情報

iOSの標準音楽再生アプリにはない機能ですね。
このように音楽ファイルの情報を表示することが出来ます。
こういった当たり前の機能がiOSの標準音楽再生アプリにないのが私の不満だったりします。

Poweramp再生画面

Powerampはこんな感じで表示されます。

Poweramp曲情報

Powerampで音楽ファイルの情報を表示するとこのようになります。
Rocket Playerに比べるとシンプルですが、一画面に収まるので使い勝手は良いです。

Rocket PlayerとPowerampの使い勝手や比較については、別の記事で書きたいと思います。

結果

だいぶ長くなってしまいました。
検証の結果に移りましょう。

出来たこと

Mac版iTunesからAndroidに楽曲ファイルが転送される
Mac版iTunesからAndroidにレートが同期される
last.fmに再生履歴が反映される

Nexus 9とMac版のiTunesを同期して一ヶ月弱が経過しました。
その間、何度かiTunes側でプレイリストの編集を行いましたが、まったく問題なく同期されますし、last.fmへの再生履歴反映も問題ないです。

出来なかったこと

AndroidからMac版iTunesにレートが逆同期される
AndroidからMac版iTunesに再生回数が逆同期される

残念ながらこの二つは出来ませんでした。
色々と設定をいじくってもダメだったので、iSyncrに逆同期をする機能がないか、iTunes側が他のアプリに書き込みをすることを許可していないのかなと推測します。

もし、iSyncrに逆同期をする機能がない場合は、是非追加して欲しいですね。
iTunes側の制約が厳しい場合は、あきらめるしかないのかなと思います。
Appleが今さら解放するとも思えませんしね。

まとめ

iPhoneと同じ使い勝手でAndroidデバイスで音楽を聴くのは難しいということがわかりました。
かなり期待していただけに残念です。

ただ、レートを頻繁に変更するのは新しく購入した音源なので、iPhoneに同じ音源を入れておいて、iPhoneで操作をするという方法もあります。
再生履歴については、iTunesに残らなくてもlast.fmに残ればいいと割り切ることも出来ます。
実際、iTunesの再生履歴はiTunes上でしか使用できないので、SNSでシェアしたり、第三者に見てもらうといった使い方が出来ません。
昔は再生回数の高い曲でスマートプレイリストを作っていたりもしていたのですが、最近は新しい音源を聞くのに忙しくて、あまりiTunesの再生履歴は使っていないというのが現状です。
であれば、iTunesに再生履歴は残らなくてもいいかなと思っています。
（この辺にもAppleに対する不満があるんですが、別の機会に書くことにしましょう）

結論として、Android搭載のDAPを買うという方向で考えます。
いくつか私が期待していた機能（特にAndroidからiTunesへの逆同期）は実現できませんでしたが、Android搭載DAPを視聴専用と割り切れば良いのではないかと判断しました。

具体的にはAndroid搭載DAPにすべての音源を入れて視聴をします。
iPhoneには新しい音源だけを入れておいて、Android搭載DAPで視聴をして気に入った曲は、iPhoneでレートを編集します。
手間は増えますが、私が希望する使い方はおおむね出来ることになります。
また、iPhoneとAndroid搭載DAPでお互いのバックアップをすることが出来ますし、Android搭載DAPを購入することによって音質アップも期待できます。
前々から興味があったポータルアナログアンプをAndroid搭載DAPに接続するなんていう使い方も出来るようになりますね。

今回は以上です。
以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。

iPhoneをDAPとして使うことから脱却することを模索し始めた頃に書いた記事です。