取り回しとデザイン
言葉で説明する前に写真をご覧下さいませ。
このようにARES II+は太くて存在感があります。
プラグもY字分岐も大きいです。
2Pinコネクタです。
意外と気に入っているのが写真の下に写っているケーブルまとめです。
ARES II+はゴム製ですが、簡単に使うことが出来るのが気に入っています。
VE5に取り付けるとこのようになります。
ARES II+を取りつけてからはそのままにしてありますので、2Pinコネクタが緩くなるということは今のところありません。
記念に私がメインで使用しているカスタムIEMとユニバーサルタイプのイヤホンを撮ってみました。
Westone 4RにはVE5についてきたVision Earsの標準ケーブルをつけて使っています。
今のところ、良い感じではありますが、余裕が出来たらWestone 4R用のケーブルが欲しくなることでしょう。(笑)
写真は以上です。ここからはARES II+の感想を書いていきます。
ケーブルは太いので収納には不利です。また、耳にかけたときにすこし重量感があります。
耳にかける部分はビニールで保護されています。ワイヤーはそれほど強くなくて柔軟です。
ケーブルが太いおかげで絡まりにくいという利点があります。
太いケーブルは見た目的にも好き嫌いがあると思いますが、私は存在感があって気に入っています。
ちなみに細いケーブルが嫌いというわけではありません。今回はたまたま音が気に入ったケーブルが太かったってだけの話しですね。
ケーブルの色も気に入っています。
白だと緑化する恐れがありますが、この色ならば大丈夫かなと期待しています。
タッチノイズはありません。
長さが1メートルなので少し短いと感じることがあります。やはり1.2メートルが理想的でしょうか。
プラグとコネクタ、Y字分岐コネクタといったパーツはどれも大きく、存在感があります。
デザインはいいので特に気にしていませんが、見た目ほど重たくありません。むしろ手に持つと少しプラスチックっぽさも感じます。
2Pinコネクタは少し大きめです。
よって、試聴の時はコネクタが耳の内側に当たるのが気になりました。
購入後は気にならなくなったので私の感覚が慣れたのかなと思います。
VE5の2Pinは固いことで有名ですが、今のところガバガバになるということはありません。
しかし、たまにVE5からコネクタが少し浮いてることがありますので、もう少し様子を見たいと思います。
ARES II+を選んだ理由
今回試聴した中ではそれぞれに特徴があり、なかなか面白い体験となりました。
私はこれまでケーブルにこだわることはあまりなく、投資も最小限に抑えてきました。
DT 1770 PRO用のケーブルを購入したときにケーブルの重要性を感じたので、今回のケーブル選びに至ることになりました。
イヤホンやヘッドホンを変えるほどの効果はありませんが、気に入っているイヤホンやヘッドホンをさらにいい音で聴くにはリケーブルも有りだと感じます。
今回のケーブル選びは「クセがなく音質を全体的に底上げする」が音質面での条件でした。
ARES II+は全体的に底上げをするという点では合格ですが、全体的にウォームで聴きやすい音になるというクセがあります。
ARES IIのほうがすっきりとした音だったので、どちらにするか迷いましたが、Westone 4Rとの組み合わせはARES II+非常に良かったので、ARES II+を購入することにしました。
VISION EARSのVE5で聴いてみて、いまひとつだったらARES IIか他の候補(PROTONが有力か)を買おうと思っていました。
ARES II+購入後はメインのVE5と組み合わせて使っていますが、全体的にウォームで聴きやすくなるのはWestone 4Rと同じですが、高域が特に聴きやすくなります。
VE5はメリハリのある中高域が特徴ですが、この特徴がほんの少し抑制されます。
VE5のメリハリに魅力を感じている方は違和感があるかもしれません。
私はWestone 4Rが手元に戻って来てからウォーム寄りに好みが変わってきているので、しばらくはVE5とARES II+の組み合わせで聴こうと思っています。
音場の広さと奥行きは少し良くなります。
解像力についてはあまり変化がないです。ひとつひとつの音の粒が滑らかになるので聴きやすくはなっていますが、解像力が落ちるということもないですね。
今回、ARES II+を選んだポイントですが、音質的にもっとも好みに近かったです。
一年前であれば、違う製品を選んでいたかもしれませんが、最近は比較的リスニング寄りの音が気に入っているので、ARES II+はドンピシャでした。
Effect Audio社の製品でいうと、リスニング寄りのケーブルはARES II+、ARES II、THOR COPPERの順番で気に入りました。モニターとリスニング系をあわせたEROSに実は一番期待していたのですが、VE5には合わないかなと感じました。
近々、EROS II+というケーブルを発表するという話もありますので、こちらに期待したいと思います。
Effect Audio社のリスニング寄りのケーブルの話に戻します。
ARES IIもいいケーブルですが、VE5が中域と高域にメリハリのある製品なので、少し落ち着いて聴きたいときにARES II+のほうが合うと感じました。
ケーブルと合わせるイヤホンやカスタムIEMによってはARES IIのほうが合うこともあると思います。また、音の好みによってもARES IIのほうが好きということもあるんじゃないかと思います。
THOR COPPERはARES II+とARES IIに比べると少し格は落ちるかなという印象です。
価格なりというところですね。
ORB社のClear ForceはARES II+とARES IIに比べると高域が上まで伸びないのが気になりました。
VE5の帯域の広さを活かすにはARES II+かARES IIだろうという判断です。
ただし、中域の濃さに関してはClear Forceが一番でした。中域はClear Forceの強みですね。
Protonは今回試聴をした中でモニター的に聴くなら一番いいケーブルでした。
ちゃんと聞き比べをしていませんが、全体的な底上げもしてくれる優秀なケーブルという印象を持ちました。
今回試聴をした製品以外にも気になるケーブルメーカーはたくさんあります。
定番のBeat Audioは一度は手に入れたいメーカーのひとつですが、VISION EARSのカスタムIEMだと2Pinがガバガバになるという話があったので、今回は試聴しませんでした。
現在は手元にARES II+がありますので比較試聴も楽になりますので、今回と同じような条件でいろんなケーブルを聞き比べてみたいと思います。
今回は以上です。
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