私と音楽 Iron Maiden(アイアン・メイデン)

amahikasです。
「私と音楽」Heavy Metalシリーズの第4弾はIron Maidenです。
第1弾はジューダス・プリースト、第2弾はドイツのRAGE、第3弾はVirgin Steeleについて書きました。
メイデンはジューダス・プリーストとともにHeavy Metalというジャンルを作り上げていったバンドで立役者のひとつです。

Iron Maidenと私

アイアン・メイデンの歴史を今さら私が書く必要はないと思いますので思いっきり割愛しますが、1975から1976年に結成されています。
結成こそ早かったもののデビューは遅くてNWOBHM期の1980年です。
1975年や1976年というとイギリスはパンク全盛でしたから、デビューをするのに苦労をしたんでしょうね。

デビューをしてからはNWOBHMのブームに乗って順調に活動をしますが、リーダーのスティーブ・ハリスの強い意向もありメンバーチェンジを繰り返しました。
ようやく安定したのは1982年にボーカルのブルース・ディッキンソンが加入してからで、個人的にアイアン・メイデンの音楽性が確立されたのもこの時期からという印象を持っています。

私がメイデンを初めて聴いたのは1983年発表の『頭脳改革』です。
正直に言うと最初の印象は良くありませんでした。理由は単純でベースが軽く聞こえたからです。
メイデンの特徴のひとつでもあると思うんですが、スティーブ・ハリスのベースは非常に技巧的であるものの音が軽いと感じるんですね。この手の音楽には合わないんじゃないかと中学生ながら感じていました。
今でもそうなんですが、音楽を聴くときはベースを中心に聴くことが多いので低音域の量感が少ないハリスのベースは物足りなかったんですよね。
よって、初めて聴いた『頭脳改革』は同時期に聴いたメタルバンドほどのめり込むことはありませんでした。

次に聴いたのは『Powerslave』です。
このアルバムはかなり気に入りました。”Aces High”、”2 Minutes to Midnight”、”Powerslave”は今でも愛聴曲です。
ただし、『頭脳改革』の時と同じようにベースが軽いという感想は変わらなかったのでアイアンが私の中でジューダス・プリーストやメタリカ、スレイヤーほど高く評価されることはありませんでした。

Powerslave

『Powerslave』の次作『Somewhere In Time』も好んで聴きました。このアルバムはジューダス・プリーストの『Turbo』と同様にギターシンセサイザーを使ったことで賛否両論となりましたが、私はキャッチーな楽曲が多いこのアルバムも気に入りました。
それと『Powerslave』に比べるとヘヴィーさも増したのが気に入った点です。

『Seventh Son Of A Seventh Son』と『No Prayer For The Dying』には何故か手を出さずに、次に聴いたのは『Fear Of The Dark』です。このアルバムもお気に入りの1枚で、ついに旧作をすべて買い揃える決意をしました。

旧作の中で気に入ったのは『Seventh Son Of A Seventh Son』です。当時はこのアルバムをスルーしたことを激しく後悔しましたが、単純にお金の問題もあったので仕方がないですね。
この後は、『The X Factor』までを聴きました。このアルバムはボーカルがブルース・ディッキンソンからブレイズ・ベイリーに変わってから初めてのアルバムでしたが、評判は悪かったですね。(笑)
私はブレイズのおさえた声も好きだったのですが、今でもどんな曲が入っていたか思い出せないくらい印象は薄いです。

長い休止期間があって再びメイデンを聴いたのは2015年でした。メイデンのアルバムがハイレゾ化されたということもあり、2006年発表『A Matter Of Life And Death』を聴いてみました。
メイデンらしさは感じたもののこのアルバムもいまひとつでした。

メイデンの来日公演ですが、1992年の1回だけ見てます。
最初の印象が悪かったせいか、いまひとつメイデンとは縁がないのですが、『Fear Of The Dark』以降は重要な存在となっています。

好きな曲

メイデンは『Virtual XI』『Brave New World』『Dance Of Death』『The Final Frontier』『The Book of Souls』が未聴です。
これらの作品を聴いていない中で好きな曲を挙げていきます。

  • Iron Maiden 『Iron Maiden』
  • The Number of the Beast 『The Number of the Beast』
  • Run to the Hills 『The Number of the Beast』
  • Powerslave『Powerslave』
  • Aces High 『Powerslave』
  • 2 Minutes to Midnight 『Powerslave』
  • Wasted Years 『Somewhere In Time』
  • Heaven Can Wait 『Somewhere In Time』
  • The Clairvoyant 『Seventh Son Of A Seventh Son』
  • Can I Play With Madness『Seventh Son Of A Seventh Son』
  • From Here to Eternity 『Fear of the Dark』
  • Fear of the Dark 『Fear of the Dark』

代表曲ばかりの選曲ですが、メイデンの場合はこういうチョイスになります。

一番好きなのは”The Clairvoyant”です。印象的なベースのフレーズから始まるこの曲はメロディーがきれいで、スピード感もあります。
歌メロが入る部分で転調するのもいいですね。
AC/DCのような縦ノリと違って、メロディーが横に流れるのがメイデンの特徴で最大の武器かなと思います。

次は”Powerslave”ですかね。この曲はメタル史の中でもお手本とされる曲です。
荘厳な雰囲気の曲で、ハリスのベースがバックでバキバキと鳴るのが今では好きになりました。最初に聴いたときはこのベースに違和感があったんですよね(笑)
圧巻なのは2分55秒あたりからのソロです。ベースと二本のギターが複雑に絡み合います。私が記憶しているかぎり、メタル界でベースがここまで主張をするのはメイデンが初めてだと思います。
ソロのほうは途中からベースとツインリードのパートに移行するんですが、ここがやはり美しいです。

次もアルバム『Powerslave』からで”Aces High”です。”Aces High”もメタル史上に残る名曲だと思います。スローテンポで曲を始めた後に26秒あたりでスピードアップします。この部分のベースとギターメロが大好きです。一般的にもここは有名なフレーズかなと思います。

次は3作目の『The Number of the Beast』から”The Number of the Beast”です。
ツインリード(ギター)の練度がもうひとつかなと感じますが、初期の中では大好きな曲で、この頃から現在のスタイルが確立されていくのがわかります。

次はアルバム『Fear of the Dark』から”Fear of the Dark”です。静かな展開から始まる長曲です後期のメイデンを代表する曲かなと思います。
この頃にはすっかる風格や余裕が出てきてます。その反面、王道パターンになりすぎていて新鮮味には欠けるところもあります。この作品の前作から再びメンバーチェンジを繰り返し始めたのはなんとなく納得です。
ただ、現在はボーカルのブルースとギタリストのエイドリアン・スミスも戻って来てるように、やはり黄金期のメンバーがもっともメイデンらしく、高いパフォーマンスも発揮出来るんじゃないかと個人的にも思います。

デビューアルバムの『Iron Maiden』からは”Iron Maiden”です。この曲も横に流れるギターメロから始まるんですが、荒削りではありますが、この曲を改めて聴くと黄金期のスタイルの片鱗を感じることができます。

“2 Minutes to Midnight”です。この2曲は『Powerslave』の1曲目と2曲目でもあります。『Powerslave』の中では比較的キャッチーな曲です。

メイデンの魅力とまとめ

これまで書いてきたように横に流れるメロディーが私にとっては一番の魅力です。どちらかというとAC/DCに代表される縦ノリか、ザクザクとしたスラッシュメタルのノリが好みなのでメイデンは私の中で特異な存在であると思います。

もうひとつはツインリードギターです。メイデンの前にJudas PriestやNight Rangerを聴いてましたが、私が初めてツインリードギターを意識したのはメイデンじゃないかと思います。その分、感動も大きかったんですよね。

最初は印象の悪かったハリスのベースも今では魅力のひとつです。学生当時は低音ばかりを追ってましたが、今ではこの印象的なベースラインがメイデンの基礎となっていることがわかります。メロディーを弾いたかと思うとしっかりと底も支えてるんですよね。

ブルースのボーカルももちろん魅力のひとつですが、彼の場合はライブにおけるステージングが好きです。縦横無尽にステージを走り回って観客を煽るのは見ていて本当に楽しかったです。
そうそう。メイデンといえばライブパフォーマンス忘れてはいけませんね。ジューダス・プリーストもそうですが、見せ方であったり、観客とのコミュニケーションの取り方、しっかりとした演奏はやはり超一級だなと感じます。
いいライブはたくさん見てきましたが、メイデンのライブの後の爽快感と満足感は大きかったです。

今回は以上です。

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