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気ままに試聴 カスタムIEM カナルワークス CW-L15とCW-L10

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カスタムIEM
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CW-L15

お次はCW-L15です。
高域×1、中低域×1、低域×1の3Way3Driver構成です。
価格は約85,000円。
CW-L15は創業モデルのCW-L11の後継機で2014年の12月に発売されたばかりです。
多ドライバの高級モデルだけじゃなくて普及価格帯のモデルも大事にする姿勢は好きです。

CW-L15

CW-L15の試聴機

こちらは先ほどのL10に比べると高音寄りのバランスです。
L10がピラミッド型と感じたのでこちらのほうがフラットに近いという印象。
高音はよく伸びており、きれいで解像度も高いです。
中低音は高音に比べると少し量が少ないですが、迫力と厚みは良く表現されています。

低音はすっきりとしてますウォームと言うよりもキレがあるタイプです。
量はL10より減りますが、下までよく出ていて沈み込みも充分です。
音場もそこそこ広いですがL10ほどではありません。逆に解像度はL10よりも高いです。

いろんなジャンルを聴いてみて

リア・ミシェルの曲ではボーカルの息継ぎなど細かい所もよく表現できてます。
ピアノもきれいでいいですね。
ハードロックのマイケル・モンローでは急に高音がより前に出てきました。
シンバルの出番が多い曲なので高音がやや聞きづらくなりました。
最初の聴いていたときよりも明らかに高音が出るようになったので、試しに同じような曲調のAC/DCを聴いてきました。
カラッとした高音は気持ちいいのですが、アタック音がたまに刺さりますね。
ノリはよく表現されてます。

このイヤフォンの特性なのかどうかわかりませんが、途中から音が変わった印象を受けました。
元々高音寄りのところにさらに高音が強くなってしまい、ロックやメタルはきついかなという感じです。
ちょっと高音が主張しすぎです。

最初のほうの印象では高音が出る分、L10よりもP7に近いバランスでKL-カノンの強力なライバルになるかなと思ったんですが、どっちがL15の正体なのかわからなくなってしまいましたね。

今回のまとめ

L10に関してはピラミッド型のイヤフォンで全体的にウォーム。
音場がとても広く、個人的にはどんなジャンルもちゃんとこなすというイメージです。
印象はIM04にも近いのですが、高音の量を少し減らしたP7というほうが合ってますね。
特に中低音の質が非常に似てるように感じました。
今後L10を候補に残すかどうかは少し迷います。
と言うのも、私にとって主力はあくまでもヘッドフォンであって、イヤフォンは夏場のスペアとして使っています。
よって、現在ヘッドフォンの主力のP7と性格が似ているL10を買ってもなぁという想いがあります。
とはいえ、ここまでのカスタムIEMの試聴ではっきりとわかってきているのは、カスタムIEMはヘッドフォンも凌駕しかねないと言うことです。
そう考えるとP7と似たような音質のモノを買うのも有りなのかもしれません。
ここはじっくりと考えたいと思います。

一方、L15は試聴をして5分ほどで高音の主張が強くなり、まったく別物になったという印象をうけました。
最初はフラットに近いというメーカーの意図通りの音だなと感じましたが、後半は高音が強すぎて聴くのがつらくなってしまいました。
聴く音源による違いではないことも確認したので、もう一度聴いてみたいですね。

カナルワークス社のIEMについては全体的にとても良い印象でした。
しっかりとしたメーカーのようですし、試聴機もきれいで、特にL10に接続されていたケーブルが太くて良かった。

次回はL15の他に、L10よりも少し安価なL12、シングルドライバーのL01やL02を聴いてみようと思います。
L01とL02はともに5万円台というのがとても魅力。
カナルワークス社の製品ならシングルでも十分な情報量と解像度、音場の広さを出してくれるかなと期待してます。

まだまだ試聴記は続く

その他のメーカーではNoble社の3C、Westone社のAC20、ES10あたりを聴いてみたいと思ってます。
今のところちゃんと聞き比べをしてみようと思ってるのはKL-カノン、CT-300、UE4Proあたりです。
ただ、軽く聴いてこのような状態なのでちゃんと選ぶことが出来るのか自信がなくなってきました。(笑)
カスタムIEMを聴いてしまうとユニバーサル(市販品)に戻れなくなるのがよくわかってきました。

くみたてLabのカノンの試聴記事はこちらです。

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