はい。本格的にカスタムIEM選びを始めます。
初めてのカスタムIEMなので自分なりに音質や価格を考えながら、これまで気ままにいろんなモデルを試聴してきました。
その結果、一応ひとつの結論に達しました。
もっとも重要な価格ですが、8万円前後のモデルと10万円前後のモデルに分けて考えたいと思います。
これまで試聴してきてもっとも好みに合ってたのがKL-カノンとFitEarのAyaでした。
ただ、FitEarのAyaは12.5万、KL-カノンは7.5万と5万も差があります。
これを同じ土俵で比べても仕方がないので、まずは12万出すのか8万におさえるのかを決めようと思います。
KL-カノンとAyaの聞き比べをするのが手っ取り早いのですが、いきなり12万という結論を出すのも怖いので、8万前後で気に入ったモデルを聞き比べして本当にこの価格帯では満足出来ないのかを先に決めたいと思います。
どこかで妥協しないとキリがないですからね・・・。
長くなりましたが、本題に入りましょう。今回の候補を紹介します。
候補
- KL-カノン
- CTM CT-300
- UE4Pro
- CW-L15
- FitEar222
この5機種の中で音質と価格を考慮して一番いいものを選んだあとにAyaと聞き比べをします。
Ayaのほうがいいのは明白なんですが、価格差ほどの違いがあるかというのがポイントになります。
ということで、早速聞き比べをしてきました。
いつも通り、感じたことをストレートに書いていきます。
試聴環境
試聴環境はいつもと同じくiPhone6 Plus+VANTAM Redです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。
試聴してるのはすべて試聴機です。
あくまでも音質的な傾向を知るための試聴ですので承知おきください。
CTM CT-300
前回の試聴結果は以下の記事を参考にしてください。
レ・ミゼラブル
前回と変わらず、冒頭のパーカッションが聞こえませんでした。
高域の解像度については少し苦手としてるようです。
バランスはフラットに近くていいです。
低音もそこそこ下まで出てます。
中低音の解像度が高いという印象。音圧はいまひとつ。
The Millionaire Waltz
音場が広がりました。
ベースはキレと温かさが両立するタイプでどちらが強いとは言えないくらい絶妙なバランスです。
この曲でも中低音の解像度が高く聞こえます。
フレディーのボーカルが生々しい。とても魅力的に聞こえます。
コーラスも迫力があってきれいです。フワッと広がる感じですが、解像度も高い。
ギターソロはもう少し透明感が欲しいところ。解像度もいまひとつ。
Kelly Sweet
この曲でも高音が上まで出ないと感じました。中盤から後半部分のシンバルの高音が弱いです。
中低音は解像度も高くていいですね。迫力が出てますし、低音も適度に沈み込みます。
次ページに続きます。
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