各製品の感想
ここからは各製品の感想を書いていきます。
Edition M
Edition Mは装着感、携帯性、軽さという点でとても優秀でした。
音質は中低音寄りで高解像度、音の粒も細かいですし、音場もP7よりも広いかなというくらい広かったです。
気になったのは高音の量です。
P7も中低音寄りだと思ってますが、Edition MはP7よりも高音の量が少ないという印象でした。
また音量がとりづらかったのも私にとってはデメリットでした。
もう少し駆動力のあるポタアンがあればもっと良くなるのかもしれませんが、現時点の私の環境と好みでは購入するという結論には至りませんでした。
13万弱という価格もデメリットとなりました。
製品の出来も音質も高いレベルにあるのは確かですが、他の製品と比べると買いたいと思う価格ではありませんでした。
Edition Mの試聴については以下の記事を参考にしてくださいませ。
Edition 8
続いて同じUltrasone社のEdition 8です。
Edition 8は1回の試聴でしたが、音質が好みではありませんでした。
高音はきれいでよく伸びるんですが、中低音、特に中域の量が少なく、私の好みではありませんでした。
Edition Mと同様に価格もデメリットでした。
Edition 8の試聴結果については以下の記事を参考にしてくださいませ。
SRH1540
Shure社のSRH1540です。
装着感や音漏れ、携帯性については2013年のヘッドフォン選びの時に確認をしていました。
携帯をするにはちょっと嵩張るのが難です。
音質は解像度が高く、高音がきれいです。全体的に乾いたすっきりとした音を出します。
音場は少し狭めですが、解像度とのバランスが絶妙です。
モニターとしてもリスニング用途としても使うことができるという印象です。
最終的に音の密度が上がって情報量が増えた時に、聴きづらくなるという理由で落選としました。
とはいえ、今回もとてもレベルの高い音を聴かせてくれました。
SRH1540の試聴結果については以下の記事を参考にしてくださいませ。
MH40
今回最後まで迷った製品です。
製品コンセプトはP7、MM400ととても似ています。
折りたたみができればさらにそっくりでした。
デザインは個性的で気に入ってますが、携帯性については重量があるのと折りたたみができない分、P7とMM400よりは劣ります。
音質はP7と似ています。
全体的なバランスは中低音寄りで全体的にウォーム、立体的な空間表現もうまいです。
解像度はP7やMM400に比べると低めです。リスニング向けにチューニングされてるように感じました。
MH40の試聴結果については以下の記事を参考にしてください。
MOMENTUM i(第2世代)
初代MOMENTUMは2013年の候補としました。
今回は第2世代のMOMENTUMです。
春のヘッドフォン祭2015で聴いた時の印象は良かったのですが、今回の試聴では今ひとつでした。
中低音寄りというよりも中低音フォンという表現が合ってるかなと思います。
他の候補に比べて極端に高音が少ないと感じました。
そのせいか、全体的にややこもり気味に聞こえました。
初代に比べると解像度も上がってるように聞こえましたし、音場も広く奥行きも表現できてますが、このバランスは私の好みとは違うので落選としました。
1度は使ってみたいメーカーなんですが、ゼンハイザーとはなかなか縁がないですねぇ。
MOMENTUM iを試聴した時の記事は以下の通りです。
次ページに続きます。
コメント
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