UE11Pro
次はUE11Proです。
UE11Pro
前回のカスタムIEM選びでは4Proと5Proを聴きました。
2製品ともに前回のカスタムIEM選びで求めていた音ではなかったので落選としましたが、今回の条件には合うのではないかなと思ってます。
At The End Of The Day / Les Miserables
高音の解像度は335DWより少し低いと感じます。
オーケストラの迫力と音圧はよく表現できてます。
スピード感もあっていいですね。
低音の沈み込みが非常にいいと感じました。
全体的なバランスは重心が低いという印象ですが、今回の条件には合いますね。
Rock the Blues Away / AC/DC
音場が広く、奥行きがよく表現されています。スピーカーに似た鳴り方をしますね。
解像度も高いんですが、この曲も335DWほどではないかなと感じました。
また、335DWよりもさらにキレが少なくて濃厚になってます。
She-Wolf / Megadeth
ヴォーカルは5Cよりも魅力的に聞こえます。
低音は下までよく出ていますが、解像度はやや低いですかね。
ブーミーと感じる一歩手前かな・・・。
Rangers / A Fine Frenzy
めちゃくちゃ良いです。
うねるベースとその上で浮遊する他の楽器がとてもよく表現できてますね。
A Kind Of Magic / Queen
スネアのアタック音が少しうるさく感じました。
中域がすこし強いですね。
この曲の持つノリは表現できてるんですが、ベース音にもう少しキレが欲しいと感じました。
まとめ
335DWが良かったです。
中低音寄りで今回の条件に合致します。
音質はキレよりもウォームで濃厚なタイプですね。ただし、解像度も高いですし、音の粒が細かく滑らかな音を聴かせてくれます。
もう少しキレがあるほうが好きですが、音場もそこそこ広く、奥行きも感じられました。
何度かほんの少しこもってるように聞こえたのが気になりましたが、この製品は候補に入れます。
Private 222の時もそうでしたが、完成品になればキレも出てきてこもりもなくなるでしょう。
UE11Proは335DWをさらにリスニング向けにしたという印象でした。
キレよりもウオームで濃厚な音を聴かせてくれました。解像度は335DWより低いという印象です。
音場と奥行きについては335DWと同等でしょうか。
価格的に考えると335DWにぶつけるのはフェアではないので、UE18Proも聴いてみようと思います。
NOBLE 5Cは落選です。
キレと濃厚さのバランスはなかなか良かったのですが、高音がきついかなと感じました。
量が多いということではなく不自然に残るという印象です。
NOBLE社については6Cを聴いてみようと思います。
今回は以上です。
前回は「P7のような音を出すカスタムIEM」は難しいかなと思ったんですが、今回の3製品は十分に可能性を感じさせてくれました。
もちろん、P7と同じような音場の実現は難しいと思いますが、222とは明らかに違うレベルの音場を聴かせてくれる製品はありそうだなということがわかりました。
引き続き、いろんな製品を聴いて回りたいと思います。
前回の1964 Ears V8の試聴結果は以下の記事を参考にしてください。
前回のカスタムIEM選びの結果はこちらです。
コメント
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