Cayin i5の使い勝手
Android端末とは言え機能はしっかりと制限されていますので、通常のAndroid端末とは使い勝手が異なります。
自由にアプリをインストールして自由に配置をするという使い方ではなく、あくまでもCayinのアプリを中心に各メニューが構成されています。
例えば、アプリに関しては「サードパーティーアプリ」というメニューからインストールと実行をする必要があります。
ホームボタンを押してもCayinのメニューのホームに戻るだけです。
メニューについては春のヘッドホン祭で触っていたのですぐに慣れました。
総じてこの手のDAPを使い慣れていれば直感的に操作ができるんじゃないかと思います。
メニュー構成については以下の記事を参考にしてください。
タッチパネルはさすがにiPhoneほどぬるぬると操作ができるわけではありません。
Android 2.2の頃のようにぎこちなさもありますが、一度再生を始めてしまえば頻繁に操作をするわけではないので個人的には許容範囲です。
特に使いやすいなと思うのでボリュームホイールです。
シャッフル再生をすることが多いので音量は頻繁に上げ下げするのですが、ポケットの中に入れていても操作がしやすいです。
適度な重さがあるので誤操作によってボリュームが変わることもありません。
Cayin i5の音質
音質ですが、今のところほとんどはメインのヘッドホンDT 1770 PROで聴いた印象となります。正式な音のレビューは1ヶ月後に記事を書きたいと思います。
春のヘッドホン祭で聴いたときとチップが変わっているのですが、あまり印象は変わっていません。
あくまでもフラットなバランスでナチュラルな音を出すのが得意な製品という印象です。ジャンルを選ぶタイプの製品じゃないのも私の好みに合ってますね。
高域は上まで、低域は下までよく音を出してくれます。とはいえ、無理に高い音や低い音を出すことはなくて、低音が録音されていない曲は本当に低音が出ません。
音場は前後左右ともに広いということはなく、音源に合わせて広がったり、狭くなるという感じです。
この辺も味つけをせずに音源に忠実と感じます。
音質はどちらかといえば乾いた音質ですがややウォームなのでキンキンとした聴きづらい音になることはないです。
デジタルフィルターの効果も大きいようで現在は「ショートディレイ・スロー」にしています。
私のライブラリの中でも比較的古い70年代の曲では解像度こそ低いもののレコードプレーヤーで聴いていたのと似たような自然な音を出してくれます。
最近の曲は録音状態が良いと非常に生々しく再生してくれます。昔の音源と違ってちゃんと現代的な音になっているなと感じます。
私が所有している製品だとnano iDSDと同じくらい音源に忠実だと思います。
nano iDSDはどのような音源でもクリアにする傾向にありますので、歪んだ音を多用するロックやメタルに関してはCayin i5のほうが合うと感じることもあります。
出力が強いのもありがたいです。
前述の通り、今のところDT 1770 PROで聴くことが多いのですが、DT 1770 PROをしっかりと鳴らすという目的は果たせたと思います。
ユニバーサルイヤホンのWestone 4Rで10曲ほど聴きましたが、こちらも相性は良いです。
夏場のメインのカスタムIEM VISION EARS VE5はまだあまり聴いていないので1ヶ月後のレビューで書きたいと思います。
まとめ
今のところは非常に満足です。
久しぶりのDAPとなりましたが、iTunesとも同期ができてますしNexus 9で検証をしたのが無駄ではなかったなと思います。
もっとも満足しているのは言うまでもなく音質ですが、デザインや質感は所有欲を満たしてくれます。
DT 1770 PROを直接接続してしっかりと鳴らしてくれるのもいいですね。
DT 1770 PROに惚れ込んでからポータブルしやすい形でDT 1770 PROの性能をフルに引き出したいなと思っていたのがかなったかなと思います。
iPhoneとnano iDSDやHERUS+の環境も音質的には満足でしたが、ポータブル性で言うとCayin i5とDT 1770 PROの組み合わせは優秀ですね。言うこと無しです。
今後、DT 1770 PRO以外の製品と組み合わせつつデジタルフィルターやソフトウェアの使い勝手を試していきたいと思います。
1ヶ月後のレビューを楽しみにしていただければと思います。
今回は以上です。
以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。
購入1ヶ月後のレビューも書きました。
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