先日、iOS 10.2が公開されました。
私も早速iPhone 7 Plusをアップデートしました。
今回のアップデートはバグや脆弱性の修正がメインのようですが、もっとも注目されているのはスクリーンショットの無音撮影ですね。
私もスクリーンショットは多用していますので、この改善は非常に嬉しいです。
やましいことをしているわけではないので電車内でも堂々とスクリーンショットをとっていましたが、音が鳴らないに越したことはありません。
カメラ撮影時のシャッター音は仕方がないかなと思いますが、スクリーンショットまで豪快に音を鳴らす必要はないですからね。
さて、私にとってもっとも意味を持つ変更はミュージックアプリでレートの編集機能が復活したことです。
iOS 10をインストールした後にレート機能がなくなったことを知ったときは落胆したものです。
前々から書いているとおり、私は2010年頃からフォルダでの音楽管理をやめて、iTunesに移行をしています。iTunesに移行をした大きな理由はAirMac Expressを利用したAirplayに魅力を感じたからです。
iTunesを使い始めたきっかけこそAirplayでしたが、使えば使うほどiTunesは便利なツールだということに気がつきました。
最初はiPod ClassicとWindows版のiTunesを使っていたのですが、Twitterで”nowplaying”とつぶやいたり、last.fmに再生履歴を記録したいと思うようになり、妻が使用していたiPod Touchを試してみました。
iPod TouchからiPhoneに移行するにはそれほど時間がかかりませんでした。
Wi-Fiテザリングもそれなりに手間だったのでものぐさな私は躊躇せずにiPhone 5を購入しました。2012年のことですね。
この頃にはiTunesもそれなりに使いこなしていてスマートプレイリストなしでは音楽の管理ができないくらいになっていました。
そしてこのスマートプレイリストを使うのに欠かせない機能だったのが五つの☆で曲を評価するレート機能です。
私がスマートプレイリストとレート機能を使ってどのように音楽を管理しているかは以下の記事に書いたので参考にしてみてください。
前置きがかなり長くなりましたが本題に入りましょう。
iOS 10.2でレート機能を使う方法
iOS 10.2のミュージックアプリでレート機能を使うには設定をしないといけません。
iOSの設定画面を開きましょう。
iOSの設定画面を開いたら「ミュージック」アプリを見つけてタップしてください。
「星印のレートを表示」という設定項目が見つかると思います。
iOS 10にアップデートした私が探し求めた設定項目です。(笑)
まずはレート編集機能を有効にしましょう。
次にミュージックアプリを起動します。
ミュージックアプリを起動して再生画面を表示します。
画面上部に余計なものが写り込んでいますが、気にしないでくださいませ。(笑)
この画面で右したの「…」(三点リーダ)をタップします。
曲を再生中のメニュー画面が表示されました。
「曲にレートを付ける」という項目がありますね。これをタップしましょう。
このようにレートの編集画面が表示されますので、これで晴れてレートの編集が可能になります。
まとめ
レートの編集機能が復活したのは喜ばしいことなのですが、個人的には手放しで喜ぶ気にはなりません。
今回、レートの編集機能が復活したのはユーザーの声を聞いた上での判断だと思いますが、これはAppleにしては珍しいことではないかなと思います。
イヤホンジャックが同じように復活するとは思えないですし、MacBook ProにSDカードスロットが復活することもないでしょう。
すなわち、レート機能を廃止したいというAppleの意向は変わってないんじゃないかと思っています。
レートの編集機能が復活したと言ってもデフォルトの状態では無効となっていますし、iOS 9以前に比べるとレート編集画面を呼び出すのに手間がかかるようになっています。
単純にiOS 9と同じ操作方法にすれば済んだわけですが、残念ながらレートの編集をするにはかなり面倒になりました。
よって私は以前に紹介をしたCesiumという音楽再生アプリを使います。
レートの編集機能に限らず、全体的に使い勝手もいいですし、Appleがレートという概念をiTunesとiOSに残すかぎり、Cesiumがレート編集機能を削除することはないでしょう。
Cesiumの使い方については以下の記事を参考にしてください。
今後、注目したいのはAppleがiTunesから星印のレートそのものを削除するかどうかです。
iTunesから星印のレートを削除されたら、私なんぞはiTunesを使う理由が無くなるので、他のアプリを探すしかありません。
現状ではAudirvana Plusが最有力候補ですが、現時点で私が確認したかぎり、iTunesでつけたレートをAudirvana Plusに移行できるわけではないのでいちからやり直しとなります。
これは非常に不便ですね。
個人的にはAppleがAudirvanaを買収して、CD音質(Appleロスレス)での配信(ダウンロード)を始めてくれるのが一番ありがたいのですが、どうなりますかね。
AirplayをきっかけとしてiPod Touch、iPhone、Macを使うようになった私が魅力を感じるように舵取りをして欲しいなと願ってこの記事は終わりとします。
以下の記事もあわせて参考にしてください。
コメント
この記事で知って、早速10.2にアップした、レート入力が復活してよかったと思うものですが、なぜアップルはレートを廃止したいのでしょうか?
あと次の曲はわかるけど、履歴がなくなったのも復活してもらいたいところです。
あとライブラリで曲表示を選んだ時の表示の並び順がアーティストごとになっているのがナンセンス。
それならライブラリでアーティスト表示を選ぶから。
純粋に曲名で並べるべきなのに。
すいません。そちらに言うことではないかもしれませんが、アップルのカスタマーは変な対応の人が多くて要望出す気にならなくなったので、ついここに吐き出してしまいました。
渡辺さん、コメントありがとうございます。
amahikasです。
「なぜアップルはレートを廃止したいのか」は推察するしかないのですが、私はApple Musicが関係しているのではないかと考えています。
Apple Musicが始まってから「ラブマーク」が導入されましたが、ラブマークをユーザーに利用してもらうことにより、ユーザーの好みを的確に把握してレコメンドをしたいのかなと。
レート機能だと人によっていろんな使い方をしているのでユーザーの好みを把握するのが難しいんじゃないでしょうかねぇ。
曲名で並べ替えたいのはiOSのミュージックアプリですかね。
ライブラリで曲を選択すると画面の右上に「並び替え」という文字が表示されますので、ここをタップして「タイトル順」を選ぶと希望通りの並び順で表示されるかと思います。
私も最近のAppleの音楽に関する施策には不満がありますのでお気持ちよくわかります。
何故こうなっているかについても推察するしかないのですが、いまiTunesやiOSのソフト開発チームから音楽好きが減ってきてるのかなと想像しています。
実際に自分で使っていないからレート機能をなくすことによって何が起きるか想像できないんじゃないでしょうかね。
よって、悲しいことですが今後も改悪は続く可能性が高いと感じています。
返信が遅くなりすいません。
amahikasさん返信ありがとうございます。
レートのこと了解いたしました。それならラブみっつとかできるように、もしくは★ふたつ以上で自動でラブもつくとかの設定できるようにしてればいいのにと思いました。
並べ替えは気づいてませんでした。助かりました。
iTunesもiPhoneも改善もあるのでしょうが、改悪の方が目立つ感じです。ユーザー目線を外さなかったジョブズが生きていればここまでにはならなかったような気がします。3Dタッチになって、6プラスですが、タッチ操作の誤動作が増えました。押したつもりのタッチが認識されないや、スクロールと誤認したり、逆にスクロールのつもりがタッチになったり、横のつもりが縦スクロールに誤認されたり。以前のはよくこんな指タッチでこちらの意図通りに動いてくれると感心してたのですが、今は普通のタッチパネルになり下がったとかんじてます3Dはオフにしてます。
ユーザー目線なしの作り手自己満。ジョブズならこんな中途半端な性能の3Dタッチの実装は許可しなかったのでは。
ここのサイトは色々ためになります。ポタアンもここの記事でしり、参考にさせてもらってます。
渡辺さん、返信ありがとうございます!
iOSの並べ替え、お役に立って何よりです。
Appleに対して不満を抱いてるユーザーは少しずつ増えてる感じですね。
いわゆる信者と言われる方たちは動かないと思いますが、iOSからAndroid、MacからWindows PCに乗り換える人も増えてるんじゃないかと思いますね。
ユーザーの立場では自分の使い方に合う製品を見つけていくしかないかなと思います。
私も昔から憧れていたApple製品に囲まれた生活で満足していますが、少しずつ離れていくことになるかもしれません。
このブログには参考となるように何故離れたかとか、離れることのデメリットとメリットをわかりやすく書いていきたいと思います。
ポタアンも参考になったようで何よりです。励みになります!