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Queen(クイーン) 映画『ボヘミアン・ラプソディー』の大ヒットと2020年来日公演を振り返る

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Queen
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2020年来日公演

来日公演はいつになるんだろうと心待ちにしていました。世界的に見ても映画が大ヒットした日本ですから来日公演を行うのは間違いがなく、問題は時期と規模と思っていました。北米ツアーが2019年8月に終了することから、2019年の9月か10月と予想していましたが、発表されたスケジュールは2020年1月でした。よく考えたら2019年9月から10月はラグビーワールドカップが日本で行われていたので2020年1月はちょうど良いスケジュールでしたね。
会場はさいたまスーパーアリーナ、京セラドーム、ナゴヤドームの4箇所。映画の勢いが残る状況を考えるとチケットは激しい争奪戦になるだろうと思いました。もう少し回数を増やして欲しいところですが、ブライアンとロジャーの年齢を考えると仕方がない部分もあると思います。ちなみに前回の2016年は9/21、9/22、9/23の3公演を武道館で行いました。今回の規模がいかに大きかったかがわかると思います。これも映画を盛り上げてくれた多くのファンのおかげです。

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ライブの感想

1月25日公演の記事に大体の感想は書きましたが、他の公演を終えた感想を書きたいと思います。
今回は1月25日のみに参加しました。経済的な問題と今回はより多くのファンに見て欲しいという思いもありましたが、そもそもチケットが取れなかったですね。本当に熾烈な争奪戦になりました。これも嬉しいことでしてチケットが売れ残るようではメンバーに申し訳ないですからね。1970年代の多くのバンドが活動をしていない、活動をしていても小規模という中でこれだけの規模でQueenが来日公演ができるのは本当に嬉しいことです。

1月25日の公演を見て、観客の反応が薄いと書きました。私の記事が影響をしたとは思いませんが、1月26日以降の公演では観客の反応も良かったようで安心しました。いろんなところで「どこで歌えば良いのか」「歌詞はどうやって覚えるのか」などの書き込みを目にして喜んでいました。アップされた動画を見るかぎり、メンバーのパフォーマンスは4公演ともに高いレベルのパフォーマンスだったように思います。

前回以上に豪華と感じたのはステージセットです。レーザービームにプロジェクションマッピングと最新の技術を駆使して様々な演出をしてくれました。これも昔からのQueenの伝統ですね。レコードを発売して稼いだ金はすべて豪華なステージセットとパーティーで消えていくと誰かがぼやいていたのを思い出します(笑)
ひとつだけ演出で物足りなかったのはフレディーの出番が減ったことでしょうか。前回は”Bohemian Rhapsody”をモニターに映るフレディーが歌ったりもう少し出番があったんですが、今回は”Love of My Life”と”Ay-Oh”だけでした。もしかしたらブライアンとロジャーがアダムに気を使ってフレディーの出番を減らしたのかなと思いますので、そうならばこれでOKです。

セットリストついては1月25日のみ”I Was Born to Love You”の順番が異なっていたようです。下表を参照してもらえればと思います。

さいたま(1/25)さいたま(1/26)大阪(1/28)名古屋(1/30)
演奏曲Innuendo
Now I’m Here
Seven Seas of Rhye
Keep Yourself Alive
Hammer to Fall
Killer Queen
Don’t Stop Me Now
Somebody to Love
In the Lap of the Gods… Revisited
I’m in Love With My Car
Bicycle Race
Another One Bites the Dust
I Want It All
Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
Love of My Life
’39
Doing All Right
Crazy Little Thing Called Love
Under Pressure
Dragon Attack
I Want to Break Free
You Take My Breath Away
Who Wants to Live Forever
Guitar Solo(featuring “Goin’ Home” by Dvorak)
Tie Your Mother Down
The Show Must Go On
I Was Born To Love You
Radio Ga Ga
Bohemian Rhapsody
Ay‐Oh(Freddie on screen)
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save the Queen
“Heroes” (David Bowie song)
Innuendo
Now I’m Here
Seven Seas of Rhye
Keep Yourself Alive
Hammer to Fall
Killer Queen
Don’t Stop Me Now
Somebody to Love
In the Lap of the Gods… Revisited
I’m in Love With My Car
Bicycle Race
Another One Bites the Dust
I Want It All
Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
Love of My Life
’39
Doing All Right
Crazy Little Thing Called Love
Under Pressure
Dragon Attack
I Was Born To Love You
I Want to Break Free
You Take My Breath Away
Who Wants to Live Forever
Guitar Solo(featuring “Goin’ Home” by Dvorak)
Tie Your Mother Down
The Show Must Go On
Radio Ga Ga
Bohemian Rhapsody
Ay‐Oh(Freddie on screen)
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save the Queen
“Heroes” (David Bowie song)
Innuendo
Now I’m Here
Seven Seas of Rhye
Keep Yourself Alive
Hammer to Fall
Killer Queen
Don’t Stop Me Now
Somebody to Love
In the Lap of the Gods… Revisited
I’m in Love With My Car
Bicycle Race
Another One Bites the Dust
I Want It All
Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
Love of My Life
’39
Doing All Right
Crazy Little Thing Called Love
Under Pressure
Dragon Attack
I Was Born To Love You
I Want to Break Free
You Take My Breath Away
Who Wants to Live Forever
Guitar Solo(featuring “Goin’ Home” by Dvorak)
Tie Your Mother Down
The Show Must Go On
Radio Ga Ga
Bohemian Rhapsody
Ay‐Oh(Freddie on screen)
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save the Queen
“Heroes” (David Bowie song)
Innuendo
Now I’m Here
Seven Seas of Rhye
Keep Yourself Alive
Hammer to Fall
Killer Queen
Don’t Stop Me Now
Somebody to Love
In the Lap of the Gods… Revisited
I’m in Love With My Car
Bicycle Race
Another One Bites the Dust
I Want It All
Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
Love of My Life
’39
Doing All Right
Crazy Little Thing Called Love
Under Pressure
Dragon Attack
I Was Born To Love You
I Want to Break Free
You Take My Breath Away
Who Wants to Live Forever
Guitar Solo(featuring “Goin’ Home” by Dvorak)
Tie Your Mother Down
The Show Must Go On
Radio Ga Ga
Bohemian Rhapsody
Ay‐Oh(Freddie on screen)
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save the Queen
“Heroes” (David Bowie song)
以下の曲は実際に演奏されておらずテープで再生されました。
・Innuendo
・You Take My Breath Away
・Ay-Oh
・God Save the Queen
・"Heroes"
以下の曲は実際に演奏されておらずテープで再生されました。
・Innuendo
・You Take My Breath Away
・Ay-Oh
・God Save the Queen
・"Heroes"
以下の曲は実際に演奏されておらずテープで再生されました。
・Innuendo
・You Take My Breath Away
・Ay-Oh
・God Save the Queen
・"Heroes"
以下の曲は実際に演奏されておらずテープで再生されました。
・Innuendo
・You Take My Breath Away
・Ay-Oh
・God Save the Queen
・"Heroes"

大勢に影響を与えるほどではありませんが、盛り上げるのに最適な”Tie Your Mother Down”から”The Show Must Go On”、”Radio Ga Ga”、”Bohemian Rhapsody”の大作連発という構成のほうが正解だと思います。”I Was Born to Love You”も好きな曲ですが、やはりQueenのライブのエンディング付近に演奏されるのはちょっと違和感があります。

サポートメンバー

今回のサポートメンバーは前回と比べるとロジャーの息子であるルーファス・タイガー・テイラーが不在で、代わりにタイラー・ウォーレンが参加しました。2016年の時はルーファスがもっと叩いてたのですが、今回はロジャーが頑張ってほとんど全曲を叩いてましたね。ちなみにルーファスが不参加の理由は2015年から加入しているThe Darknessというバンドの活動のためです。The DarknessはQueenと似たテイストのバンドとしてよく紹介されますが2019年に『Easter Is Cancelled』というアルバムを発表し、ただいまツアー中です。The Darknessもいいバンドなので是非聴いてみてください。

音楽レビュー The Darkness / Last of Our Kind
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キーボードのスパイク・エドニーはQueenの歴史上で重要なミュージシャンです。1984年からQueenのツアーをサポートし、ロジャーのソロプロジェクトのThe CrossやブライアンのBrian May Bandにも参加しています。映画で紹介された『ライブエイド』でも演奏に参加していました。今回のツアーももちろん参加していて変わらぬ献身的なサポートをしていました。名古屋では”Death on Two Legs”を少し披露してくれたんですね。聴きたかったです。

ベースのニール・フェアクロフは2011年からQueen + Adam Lambertをサポートしています。前回も思ったのですが、もう少し彼のベースの音を上げて欲しいです。Queenの楽曲はジョンが多くの印象的なフレーズを残しているのでちゃんと聞こえないとモヤモヤするんですよね。(笑)

パーカッションで参加したタイラー・ウォーレンはQueen Extravaganzaに参加しているミュージシャンです。Queen Extravaganzaはロジャーがオーディションに参加して結成されたQueenのトリビュートバンドで単独のツアーをやったりしています。たまにロジャーとブライアンが飛び入りすることでも有名です。今回のタイラーの演奏ですが、ロジャーとかぶってしまうのであまりよくわからなかったというのが正直なところです。Queen Extravaganzaはまだ見たことがないので日本に来たら見てみたいですね。

聴きたかった曲

ブライアンとロジャーに届くとは思えませんが、せっかくなので次のために聴きたかった曲を書いておきます。

  • It’s Late
  • These are the Days of Our Lives
  • One Vision
  • Liar
  • Rock It(Prime Jive)

“It’s Late”は2017年の北米ツアーでやってるんですよね。個人的に好きな曲トップ10に入るので生で聴いてみたいです。”These are the Days of Our Lives”は”Bohemian Rhapsody”の次に好きな曲です。2016年の来日公演でも演奏されたんですが、私が行った日には演奏されませんでした。映像で何度も見ていますがロジャーが歌うところを生で聴きたい。
“One Vision”も海外では演奏しているんですが、日本では演奏していない曲です。”Liar”はQueen + Adam Lambertでは一度も演奏されていない曲ですね。今のアダムならと期待してしまうので、一度聴いてみたいです。”Rock It(Prime Jive)”はフレディーの歌から始まるロジャー作の曲です。いかにもロジャーらしいロックナンバーですが昔から好きなので聴いてみたいですね。

Queen + Adam Lambertの今後について

Queen + Adam Lambertについては今のまま良好な関係を続けて次もQueen + Adam Lambertとして来日公演をしてくれることを望んでいます。いろんなところで「もう『+AL』はいらない」とか「これはもうQueenだ」という意見も見たりします。アダムがここまでQueenファンに受け入れられたのはとても嬉しいですし、Queen + Adam Lambertというバンドはそれくらいの賞賛を受けるに値すると2016年に見たときから感じていました。しかし、それはそれ、これはこれです。やはりフレディーではなくアダムが入った状態でQueenと名乗るのは反対です。Queenというバンドはフレディーもジョンもいたバンドの状態であってそれ以外の状態で使うのは相応しくないと思っています。理由はQueen側の事情だけでなく、アダムにはソロミュージシャンとしてのキャリアもあるからです。ブライアンとロジャーだけでなく多くのQueenファンがフレディーのいるあの世に旅立ったとしてもアダムのキャリアは続きます。ブライアンとロジャーにしてもアダムをQueenの正式なメンバーにし「Queen」として活動すると発表したらめんどくさい反発に遭うのは目に見えています。結果的に誰も得をしないことになるんじゃないでしょうかね。
将来的にそういう形になってもQueen、ブライアンとロジャー、アダムを応援することに代わりはありませんが、私としては今のまま「Queen + Adam Lambert」名義で活動をして欲しいと願っています。新作も望んでいません。フレディーやジョンのアイディアがなければどういう結果になるかはフレディ、ブライアン、ロジャーのソロ作品、Queen + Paul Rodgersの『The Cosmos Rocks』を聴けばわかります。個々のソロ作品はソロ作品として好きですが、フレディーとジョンがいたQueenとは別物と考えています。

Queenと日本について

今回の映画と来日公演ではQueenと日本のファンの強い結びつきを改めて感じました。そしてできるだけ長くこのいい関係が続いてくれたらと思います。私がQueenファンになったのは1981年頃でした。1974年頃からQueenの音楽に触れていましたが、意識してQueenを聴くようになったのは1981年からです。初めてQueenのライブを見たのは最後となった1985年の来日公演です。あれから35年が経ってますので記憶もほとんど残っていませんが、米粒くらいの大きさでしたが感激して帰ってきたのだけは覚えています。

こうしてQueenのメンバーが来日をすると日本のQueenファンで良かったということです。来日が決まればチケットはよく売れますし、会場に入ればいつも熱気に包まれています。大合唱や黄色い歓声もQueenのライブになくてはならないものだと思っています。Queenのメンバーがこれだけ長く日本を大事にしてくれるのも初来日から熱くサポートをしてくれた世代のおかげといつも感じます。あの初来日公演がなかったらQueenと日本の関係がここまで続かなかったかもしれないと思うと先輩たちには感謝しかないです。Queenのファンは初期が好きなファン、中期が好きなファン、どの時期も好きなファンといろんなファンがいます。各メンバーの熱烈なファンもいて揉めるようなこともあります。しかし、こうしてQueenのメンバーが来日するとみんな同じように盛り上がるのが大好きです。そしてブライアンやロジャーに「やっぱり日本のファンは良いなぁ」と思って帰ってもらうことが何よりの喜びです。
『ライブエイド』や『ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』の映像を見る度に本国イギリスのファンはすごいなぁと思ってしまいます。特に『ライブエイド』は必ずしもQueen目当てに集まったわけでもないのにあの一体感ですからね。ただし、同時に日本のファンも負けてないぞと思ってしまう自分もいます。張り合うわけではないのですが(笑)、世界の中でも日本のQueenファンは特別に熱心という初来日からの伝統は続いて欲しいです。

まとめ

2018年から続いた映画と来日公演によるQueenブームについて好き勝手に書きました。異論反論があるのは承知しています。現在のQueenを取り巻くファンの心理は結構複雑なものがあって、フレディーとジョンがいないと認めないファンもいますし、初期が好きなファン、中期が好きなファン、私のようにどの時期も好きなファンが存在します。Queen + Adam Lambertは良いけど、Queen + Paul Rodgersは好きではないファンもいるでしょう。すでに離れていったファンも数多くいるのがQueenというバンドです。私自身はそれぞれにそれぞれの想いがあって良いと思いますし、正解もないと思っています。Queenというバンドもお互いにケンカに近い状態でアイディアを出し合いながら曲を作ってきたバンドです。いろんな思いや主張がファンの間にあるのもいいのではないかと思います。

来日公演を終えて、これで日本のQueenファンも一息つくと思いますが、次にまたフレディーが飽きないように企画をしてくれると信じています。今回のツアーが最後と発表されていませんし、不慮の事故がなければ大丈夫と思っています。小休止はしますが、映画から来日公演まで一緒に盛り上がってきたすべてのファンに感謝をしたいです。Queenが動き出したらまたみんなで盛り上がりましょう。

今回は以上です。
以下の記事も合わせて参考にしてくださいませ。

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コメント

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