カナルワークス社のカスタムIEMはこれまでCW-L02、CW-L10、CW-L15を聴いてきました。
CW-L02はシングルドライバモデルでコスパがとてもいい。
CW-L10は2way2Driverモデルで、分厚い中低音とノリの良さが印象的でした。
CW-L15は3Way3Driverモデルで、私の好みのフラット、高解像度、温かみもあるモデルでした。
今回は初めてのカスタムIEMなので予定通り無難にエントリーモデルを買うか、エントリーモデルでは満足出来ず、すぐにもっといいものが欲しくなりそうなので中級モデル買うか迷ってます。
秋まで時間はあるので今回はカナルワークス社のCW-L51aPSTSを試聴してきました。
カナルワークス社の試聴結果は以下の記事を参考にしてくださいませ。
試聴環境
試聴環境はiPhone6 Plus+VANTAM Redです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。
試聴してるのはすべて試聴機です。
あくまでも音質的な傾向を知るための試聴ですので承知おきください。
CW-L51aPSTS
CW-L51aPSTSは3Way 6Driverモデルです。価格は14万円弱とお高めです。
ちなみに私が買うとしたらCW-L51aを買います。12.5万円で音質を調整するPSTSがないモデルになります。
試聴が終わってからPSTS付きだったということに気がついたため、ややこしいことになってしまいました。すいません。
PSTSとはパーソナル・サウンド・チューニング・システムの略でカナルワークス社独自の機能となります。
公式サイトによると、調整用の部品(抵抗)をイヤホン本体外側から交換することにより、抵抗の数値を変更がされ、低域の量感や中域のボーカル張り出しを調整することが可能だそうです。
私は手先がものすごく不器用なので抵抗の交換が出来るか不安です。(笑)
Dream Theater
期待通り、全体的にフラットな音質です。高中低域すべての見通しが良いです。
高音はとてもきれいでよく伸びます。余韻の残り方も非常にいいです。
低音はキレよりも温かみがあるタイプです。
解像度と音場のバランスも好みです。
レ・ミゼラブル
解像度はこれまで聞いてきた中でも一番かもしれません。特に高音が細かく表現されてます。
ネイザン・イースト
低音がよく沈み込む。
ベースのキレはJust Earのほうが気持ち良かったです。
Just Earは温かみよりもキレのあるタイプだったので比較をするとL51aは少しブーミーに聞こえます。
現在メインで使ってるヘッドフォンのB&W P7にも似た箱なりのような低音もだしますね。スピーカーに近い低音の出方と感じました。
ただし、この曲に関してはピアノの音はいまひとつでした。
中低音が被さるわけではないのですが、少しざらっとした音質でした。
リア・ミシェル
ボーカルは生々しくてとてもいい感じです。
音場は少し狭く感じました。奥行き、左右の広がりともにちょっと不足してますかね。
マイケル・モンロー
解像度が高いのでひとつひとつの音はクリアで粒も細かいです。
ただ、モニターっぽい音でやや面白味には欠けます。
今回のまとめ
PSTS無しのモデルで12.5万と考えるとちょっと物足りない結果となりました。
解像度と高音については満足ですが、中低音はもう少し温かみがあるほうが好みです。
また音場ももう少し広いといいですね。
この価格帯であれば前に試聴をしたFitearのAyaのほうが印象は良かったです。
ちゃんと聞き比べをしないと正確なことは言えませんけどね。
それとせっかくPSTSモデルだったので音がどのように変わるか試してくれば良かったと後悔してます。
FitearのAyaの試聴結果は以下の記事を参考にしてください。
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