外観とデザイン
機能はとてもシンプルです。
Line InとLine Outの他はGainの切り替えスイッチしかありません。
サイズはVANTAM Redよりも一回り大きいです。
厚みはVANTAM Redと同じくらいですね。
TU-HP02のフタを開けると内部を見ることが出来ます。
また、乾電池はここに装着します。
フタを開けるにはこのネジを回します。
手先が不器用な私でも扱えました。(笑)
このような感じにTU-HP02はデザインも機能も非常にシンプルです。
現在の流行とは少し違うかもしれませんが、電子工作品という質感です。
個人的にはiPhoneのように外観がきれいだと傷をつけるのが怖くなるので、あまりお金をかけられるよりもこれくらいの外観と質感が良いかなと思います。
作りがシンプルなのも好感です。
Mojoは好きですが、最初は使うのに迷いますよね。
TU-HP02は迷うようなことはないと思います。
まとめ
アナログのポータブルアンプは久しぶりでしたが、私が持っていた悪いイメージは払拭されました。
iPhoneだとどうしてもDACの性能が悪く、アナログのヘッドフォンアンプを挟んでも全体的にぼんやりとした音像になるというイメージがありました。
iPhoneのDACも年々良くなっていると感じていますが、今回はiPhoneのDACを少し見直しました。かなり性能が向上してますね。
音質
TU-HP02ですが試聴前は真空管のような音といってもぼんやりとした音像になるのかなと思ってました。
しかし結果的には解像度が高く、キレのある音像でした。
無理に解像度を上げてるという音でもなくとてもきれいでクリアな音だったので少々驚きました。
iPhone単体で視聴するよりも音質は向上するでしょう。
肝心の「真空管らしさ」はあまり感じることができませんでした。
わずかながら低域の鳴り方で真空管らしい温もりと包み込み方を感じたくらいでしょうか。
ただし、「真空管」という看板の割には高い解像度とキレを聴かせてくれました。
高解像度かつキレがある割にはひとつひとつの音の粒が丸まっていて聴きやすいのはこの製品の魅力だと思います。
アップコンバート機能もあるので音の細かさや滑らかさについてはVANTAM Redのほうが上だと感じますが、TU-HP02はアナログアンプでこれだけの音を聴かせるのはすごいですね。
価格も3万弱なのでVANTAM Redの半分です。
使い勝手
それほど大きくないので携帯性はいいと思います。
また、数時間使用しても熱は上がりませんでした。少なくともVANTAM Redほど発熱しませんね。
機能もシンプルなので迷うことはないと思います。
少し残念なのは音量ですね。
私が使用しているP7やPrivate 222を鳴らすには問題ありませんが、DT 1770 PROはギリギリという感じでした。
iPhone直よりもパワーはでますが、VANTAM Redほどではありません。
今回のレビューは以上です。
年明けからDAPとポタアンを選ぶ予定ですが、この製品も候補にしてみたいと思います。
願わくばUSB DAC機能があればベストなんですが、iPhoneのDACを使っても遜色のない音を聴かせてくれましたのでね。
2015年3月のポタアン選びについては以下の記事を参考にしてくださいませ。
気になっているポタアンのMojoのレビューは以下の記事の通りです。
もうひとつポータブルDACで気になっているHERUS+の記事は以下を参考にしてくださいませ。
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