USB DAC兼ポータブルヘッドホンアンプのHERUS+とnano iDSDを購入したはいいものの、iPhoneとの接続にはLightning USBカメラアダプタ(旧カメラコネクションキット)が必要となりました。
HERUS+とnano iDSDの音には満足しているもののLightning USBカメラアダプタの取り扱いには苦労しています。
そんなこんなでサンワサプライのLightning対応カードリーダー(400-ADRIP07WN)を試してみました。
この製品でうまく音が出るかどうか確証はありませんでしたし、インターネットを検索しても同じような使い方に挑戦している人はいませんでした。
ただ、仕様上はLightning USBカメラアダプタと同じように動作するはずということで思いきって購入しました。
Lightning対応カードリーダー(400-ADRIP07WN)
製品紹介です。
Lightning対応カードリーダー(400-ADRIP07WN)はiOSデバイスのLightning端子に接続をするカードリーダーです。
基本的にApple純正のLightning USBカメラアダプタと同じ機能を持った製品です。
最近、AppleからLightning USB 3カメラアダプタという製品も発売されました。
どちらの製品もiPhoneやiPadといったiOSデバイスとUSB機器を接続するためのアダプタです。昔はカメラコネクションキットと呼ばれていました。
新しくなったLightning USB 3カメラアダプタはUSB端子だけでなくLightning端子もついています。
よって、USB端子にカメラやDACといった機器を接続しながらLightning端子でiOSデバイスに電源を供給するというような使い方が出来ます。
Lightning USB 3カメラアダプタのデメリットは本体の幅が広いことです。
携帯して使う場合にはLightning USBカメラアダプタよりも扱いづらくなります。
Apple純正のLightning USBカメラアダプタ2製品と比べて、サンワサプライのLightning対応カードリーダー(400-ADRIP07WN)が優れている点は以下の通りです。
- ケーブルがない
- 4つのスロットを搭載(microSD、SDカード、microUSB、USB)
Apple純正のLightning USBカメラアダプタは純正Lightningケーブルと同じように脆いです。
私はiPhoneにUSB DACアンプを接続して持ち歩いてるのですが、一ヶ月もせずに音が出なくなりました。
色々と補強をしたもののうまくいかず、現在はApple純正のLightning USBカメラアダプタが二つ手元にあります。(笑)
サンワサプライのLightning対応カードリーダーはケーブルがないので断線のリスクを減らすことが出来るかなと期待しています。
4つのスロットを搭載しているのでUSB DACアンプを接続する以外でも使えそうですが、Apple純正のLightning USBカードリーダーもすでに持っているので、私にとってはそれほど魅力ではありません。
私にとっての魅力はケーブルがないことのみですね。
デメリットは以下の通りです。
- MFI認証を受けていない
- 充電が出来ない
- 本体が大きい
- Lightning端子が折れそう
良いことばかりではありません。
特にAppleのMFI認証を受けていないのは個人的に非常に残念です。
非MFI認証製品はiOSのバージョンアップによって使えなくなったり、iOSデバイスが故障したときにAppleの保証を受けられないといったデメリットがあります。
非MFI認証製品の使用についてはくれぐれも自己責任でお願いします。
micro USBスロットがあるので、USB DACアンプを接続しながらiPhoneの充電も出来ると素敵だなと思っているんですが、メーカーの仕様では充電は出来ないとのことです。
この後、検証をします。
出来ればiPhoneに接続をしながら携帯したいので本体は小さいほうがいいのですが、Lightning USB 3カメラアダプタよりも大きいです。(笑)
その割にLightning端子は小さいのでポキッと折れそうです。
ここはデメリットかなと思います。
サンワサプライのLightning対応カードリーダー(400-ADRIP07WN)の詳細については公式サイトを参考にしてくださいませ。
nano iDSDとHERUS+で検証
nano iDSDで再生と充電
nano iDSDと接続してみました。
音は問題なく出ますが、仕様通り充電は出来ません。
アダプタが他の機器が接続されたと認識してnano iDSDとの接続を切断してしまうのでしょうね。
写真にもあるように問題なく接続が出来ると本体のLEDが赤く光るようになっています。
HERUS+で再生と充電
続いてHERUS+です。
こちらも音は問題なく出ます。ただし、充電は出来ません。
まとめ
Apple純正のLightning USBカメラアダプタが不要になるという点については合格です。
音もちゃんと再生されますしね。
悪い点はiPhoneのケースに干渉してしまうこととLightning端子がポキッと折れそうなことです。
ある程度覚悟をして購入をしたので後悔はありませんが、この製品は携帯して使用するのではなく、据え置いた状態で使用するための製品ですね。
iPadにも使用できますのでカバンの中にiPadを入れっぱなしにするという使い方であれば携帯もギリギリ可能と思われます。
ただし、何かの拍子でLightning端子が折れることは覚悟しないといけませんね。
今回は以上です。
以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。
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