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聞き比べ 須山補聴器 Fitear Private222とB&W P7

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P7
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先日、購入したカスタムIEMのFitEarとメインで使っているB&W P7の聞き比べをしてみました。
ヘッドフォンとイヤフォンを比べてもしょうがねーだろという意見もあるかと思いますが、私もまったくその通りだと思います。(笑)
今回、あえてこの2機種を聞き比べた理由は単純明快で、自分が現時点で理想とする音とPrivate222を聞き比べてみたかったからです。
オーディオに慣れてる方ならよくわかると思いますが、最近の私はPrivate222ばかりを聴いてます。
ただ、この音で本当にいいのかどうかよくわからなくなってきてるのも事実なので、現時点での私の最適な音質の基準となっているB&WのP7と聞き比べて判断をしたいと思いました。
通常なら同じイヤフォンのIM04と聞き比べをするところなんですけどね。これはまた別の機会にしたいと思います。

IMG_0874

仲良くツーショット

 

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環境

色々と悩んだのですが、二つの環境で聞き比べをしたいと思います。

結論としてもっともよく使うこの二つの環境を選びました。
公平を期すためにP7は標準の黒いケーブルを使っています。赤いケーブルではありません。

試聴に使う曲もいつも通りです。

私がオーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ
今日は音楽も音楽を再生するデバイスも大好きなので、試聴によく使う曲と聴きどころを紹介したいと思います。 学生の頃から試聴をするのはこの曲と大体決めていますが、時が経つにつれてだいぶ変わってます。基本的に私が試聴に使うのは自分が大好きな曲と...

試聴はいつも直球勝負を心がけてますが、今回も変わらない姿勢で聞き比べてみようと思います。

それでは早速聞き比べてみた結果を書いていきます。

At the End of The Day

まずはこの曲。
レ・ミゼラブル25周年コンサートの曲です。
今まで散々お世話になっていますが、あらゆるオーディオ機器の基本性能がよくわかる曲ではないかと思います。

聞き比べた結果

音場は圧倒的にP7のほうが広いです。ヘッドフォンとイヤフォンで違いがあるのは当たり前なのですがこんなに差があるとは思いませんでした。
最近耳にしていたIM04もPrivate222もイヤフォンとしてはそこそこ音場が広いほうなのでいい勝負をするかなと思っていたんですけどね。さすがP7といったところでしょうか。
解像度については意外なことにP7のほうが細かい音を再生できています。
耳に近い分Private222のほうが有利かなと思ったんですが、じっくりと比べてみるとP7のほうが勝ってますね。
音場とも関係してますが、P7の解像度は立体的に広いというイメージです。
Private222はどちらかというとべたっとした音像になっています。立体的とは言いがたいですね。もちろん、解像度は高いのですがあくまでも平面的な解像度が高いという印象で、P7の立体的な解像度に比べると劣るという印象です。

Private222ですが、悪いことばかりではありません。
縦の音域についてはP7と比べても遜色ありません。高いところも低いところもよく出ています。
また意外だったのが音圧です。中域も低域もしっかりと音圧を表現できてます。
耳に近い分、P7よりも迫力がある場面もあるくらいです。
大きな違いは高音でしょうか。
前述の通り、音場も解像度もP7のほうが性能が高いせいか、Private222は高音が質量ともにいまひとつに感じられます。

高音寄りのバランスを求めてPrivate222を選んだのにこれはちょっと意外でした。

These are the Days of Our Lives

次はQueenの後期の代表曲です。
ややスローに近いミドルテンポの曲です。
音の密度は先ほどの曲に比べたら低めです。

聞き比べた結果

音場については前の曲と同じ結果です。
P7のほうが圧倒的に広く余裕があります。音の広がりや余韻の残り方、空間の表現力はP7の圧勝です。
ただし、先ほどのレ・ミゼラブルほどの差は感じません。Private222もイヤフォンにしてはよく健闘してますね。
個人的にはイヤフォンでこれくらいの音場を再現してくれればOKです。

解像度ですが、この曲に関してはあんまり差を感じません。
おそらく音の密度が低いからだと思います。
ただし、ここも音場に関係してくるのですが、高域がフォーカスされると差が出ますね。
P7は高域が目立つ場面でも中域や低域の細かい音を再生してくれるんですが、Private222は高域が目立ってしまって中域と低域の細かい音を再生できてません。
ここが最大の差だと思います。
その代わり、ヴォーカルやギターソロなどはPrivate222のほうが前に出てくるので生々しさは上です。
人によってはP7はヴォーカルが引っ込んで聞こえるかもしれませんね。

Flesh and the Power it Holds

思いっきり音の密度を上げてみましょう。
デス・メタルに分類されるバンドですが、この曲はプログレの要素もあるので場面によって曲調や前に出て来る音域が変わります。
そこをうまく表現できるかどうかがポイントです。

聞き比べた結果

音圧とスピード感についてはどちらも遜色ありません。見事に表現できてます。
Private222は試聴をした時もいい感じでしたが、それよりも良くなってる感じですね。

P7に比べるとPrivate222は音がひとつの塊となっちゃいますね。
P7は各楽器が別々に迫ってくる感じです。
これも音場が関係してると思います。

高域、中域、低域と各音域は個別によく表現できてます、各音域が一体となった時に音場と解像度の面でP7が有利となるという印象です。

それと音の密度が上がったからだと思いますが、音の粒の細かさに違いが出ました。
P7のほうが滑らかでPrivate222はやや雑になります。
これはPrivate222のレビューにも書いたとおり、Ayaクラスじゃないと音の滑らかさは出ないだろうなと覚悟していたので問題なしです。

カスタムIEM 須山補聴器 Fitear Private222レビュー
6月13日に注文をしたPrivate 222がリフィットから戻ってきました。 前回、ファーストインプレッションを書きましたが、今回は正式なレビューを書きたいと思います。 前回のファーストインプレッションの記事はこちらです。 222のメーカー...

次ページに続きます。

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