IE-C3
IE-C3 黒も締まってて良い感じ
レ・ミゼラブル
解像度が全体的に向上。
基本的な傾向はIE-C1、IE-C2と変わらないが低音の量がさらに増えた印象。
中域が少しすっきりして聞きやすくなった。
高音も量が増えてる。
ただ重心の低さは変わらない。
The Millionaire Waltz
この曲でも全体的に解像度が上がってるという印象。
温かみとキレもある低音の鳴り方が魅力的。
高音は解像度もレンジの広さも良くなってます。
ギターソロとボーカルの透明感はないが生々しい感じ。
AC/DC
シンバルの音が少しつぶれて聞こえる。ひとつひとつの粒がきれいではないという印象。
低音はいい感じです。
まとめ
どのモデルも基本的には重心が低く、中低音が強調されるバランスに感じました。
またカラッとした開放的な音質ではなく温かみやウェットな感じのする音質です。
前にOnkyoのポータブルヘッドフォンアンプを試聴しましたが、アレと似てます。
基本的には元気で明るい音を楽しむためのイヤフォンだと思います。
その中でももっともフラットに近いのがIE-C2です。
IE-C1は高音が少なめで中低音強調型、IE-C3は中域の量が少ないです。
個人的な好みでいうとIE-C2が気に入りました。
ただし、解像度は現在試聴をしてるカスタムIEMに比べると、どのモデルもそれほど高くありませんでした。
また、VANTAM Redによってアップサンプリングしてるのでどの曲も粒が細かくなってるんですが、粒の細かさが表現されてないと感じました。
サラッとした感じではなくザラッとしてますね。
この辺は試聴機だからかもしれませんし、エージングをすれば改善されるのかもしれません。
いずれにせよ今後、購入した方のレビューを楽しみにしたいです。
装着感や遮音性についてはどのモデルも良かったです。
従来のカスタムIEMとは形状がかなり異なるので好みが分かれるところだと思いますが、個人的には気に入りました。
持ち歩いても嵩張らなさそうです。
左がIE-C1、右がIE-C3
サイズは変わらないのですが、厚みが変わるとのことです。
この写真でわかるといいのですが・・・。
気に入ったIE-C2が79,800円ですが、私が現時点で探してる音質ではないので候補には入れません。
ただし、どんどん高価になりがちな昨今のポータブルオーディオ業界を考えると、この戦略的な価格設定は歓迎です。カスタマイズできる箇所が少ないですが、注文から完成品が出来上がるまでの時間を短くしてるのも好印象ですね。
高めのユニバーサルを使っていた人が手にする最初のカスタムIEMとしてはいいんじゃないでしょうか。
発売日が正式に7月17日に決まりました。
発売記念キャンペーンとして、6月19日～7月16日の期間は「IE-C1」が49,800円、「IE-C2」が59,800円、「IE-C3」が99,800円となるそうです。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
個人的にはIE-C2がこの価格ならかなり良いのではと思います。
ついに始まったカスタムIEM選びについては以下の記事を参考にしてくださいませ。
これまで気ままにカスタムIEMを試聴した結果はこちらです。
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