カスタムIEM選び開始
ここからいよいよ本格的に選定開始です。
とはいえ、気ままにいろんなモデルを試聴をしてたので、結論を出すのにそれほど時間はかかりませんでした。
候補にしたのは以下の製品です。
候補
- Ultimate Ears UE4Pro
- CTM CT-300
- くみたてLab KL-カノン
- カナルワークス CW-L15
- FitEar Aya、Private 222
UE4Proはもっとも安価且つ音質が気に入ったので残しましたが、高域と低域のレンジが他のモデルに比べて狭く感じたので保険という意味合いが強いです。
選定ポイント
選考にあたって重視したのは以下のポイントです。
- カラッとした開放的な高音とウェット且つキレのある低音
- フラット
- 高解像度
- 価格
一番上の条件が非常に厳しいというか、そんな音出せるかってこともあると思いますが、この音像に近いといいなぁという程度の思いです。(笑)
ちなみにイメージしたのはメインで使ってるヘッドフォンB&W P7の音像です。
試聴結果
CTM CT-300
CT-300は1回目の試聴で中低音が強いなと感じました。
高音が埋もれるということはないのですが、中低音が目立つために、注意をして聴くとあるはずの高音が聞こえないということがありました。
2回目の試聴でもおおむね同じような印象でしたが、ややフラットに近づいたなという印象です。
中低音は解像度も高く、広がりもある音で好みでした。
特に低域の沈み込むような鳴り方はいいですね。
音質の傾向は全体的にウェットです。
開放的でカラッとした感じではなかったです。
試聴結果の詳細については以下の記事を参考にしてください。
UE4Pro
UE4Proはこの価格にしては非常に良くできたカスタムIEMという印象です。
全体的なバランスはフラットに近いのですが、高音が弱く中低音が強い感じです。
高域と低域のレンジが他よりも狭いのが欠点と感じましたが、IM04よりは広いのでこの価格なら十分だと思います。
音場はさすがに少し狭めです。純粋に解像度が高く音源をそのままに再生するのに長けてるなというイメージです。
試聴結果の詳細については以下の記事を参考にしてください。
KL-カノン
1回目の試聴では一番印象が良かったです。また、価格的にも7.5万円とコスパもいいのが好印象。
バランスはフラットです。やや高音が強く感じますが中低域も十分な量です。
高域と低域のレンジが広く、解像度も高いのが魅力だと思います。高いところも低いところも苦にしませんし、中域の厚みや迫力もいい感じでした。
試聴結果の詳細については以下の記事を参考にしてください。
Private 222
カノンと同じくやや高音が強く感じられますが、こちらも全体的なバランスはフラットに近いです。
中域に特徴があり、解像度が高い上に厚みもあります。
低域は必要充十分という量ですが、解像度が高く沈み込むような低音も出してくれます。
低音はカラッとしたキレのある低音を出します。もう少し温かみがあるとベストですかね。
縦のレンジはカノンに少し負けるという印象です。
試聴結果の詳細については以下の記事を参考にしてください。
CW-L15
CW-L15は今回候補にした中ではもっとも高音寄りのモデルです。
中低音もしっかり出てますが、他のモデルに比べると量は少ないです。
また縦のレンジが広いとは感じませんでした。特に低域は沈み込むような低音は出ません。
中域についてもやや迫力に欠ける時があると感じました。
全体的によくまとまってるんですが、あともう一歩というところですね。
試聴結果の詳細については以下の記事を参考にしてください。
次ページに続きます。
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