音質
第一印象としては、私が求めていた正確でナチュラルな音を出してくれるという期待には充分に応えてくれています。
前に使っていたVANTAM Redも満足していましたが、nano iDSDのほうが奥行きがあり、響き方がいいと感じています。
また、MojoやHERUS+を聴いて感じたことですが、より解像度が高くてクリアな音質という点でもnano iDSDは優秀です。
現時点で私が求める音質は得られてるかなと感じます。
今後、メインで使用しているDT 1770 PROやVE5、222で聴いて実力をしっかりと測りたいと思います。
携帯性
iPhoneとLightningケーブルで直接接続出来るVANTAM Redに比べると、携帯性はいまひとつです。
nano iDSDはサイズと重量の点でVANTAM Redと比べても遜色ないのですが、Lightningケーブルで接続できないだけで携帯性は悪くなります。
今後、後継機が出るのであれば、Lightningケーブルで接続できるようにして欲しいところです。
バッテリー
まだそれほど長く使用していませんが、電源を入れた状態で数時間放置してもそれほど放電をしているようには感じません。
また、HERUS+と違って本体にバッテリーを搭載していますので、iPhoneのバッテリーを食うこともありません。
機能
スイッチがひとつしかありません。
機能が豊富とは言いがたい仕様ですが、携帯して使う分にはこの程度で充分ですね。
発熱
VANTAM Redに比べるとほとんど発熱しません。
HERUS+も発熱しませんでしたが、このnano iDSDも同じくらいですかね。
携帯していても発熱しないのはとても快適です。
音量
iPhoneとnano iDSDで聴いてみました。
DT 1770 PROだとnano iDSDの音量を最大に上げることが出来ました。
私の耳だともう少し音量が上がっても大丈夫ですね。
B&WのP7だと70%から75%くらいがスイートスポットです。
カスタムIEMのVE5と222は50%から70%でした。
ユニバーサルイヤホンのWestone 4Rも65%程度ですね。
この人たちはなんの問題もありません。(笑)
ノイズ
VANTAM Redに比べるといわゆるプチノイズはほとんどありません。
これはHERUS+のレビューにも書きましたが、おそらくVANTAM RedやHERUS+、nano iDSDに依存しているわけではなく、単純にLightning USBカメラアダプタで接続したほうが安定するということではないかなと思います。
技術的にはっきりとしたことはわからないので断定はできませんが、私がこれまで聴いてきた環境を考えるとこのような結論に至ります。
まとめ
もっと早く買っていたらなというのが正直なところです。
携帯性、価格、音質の面で非常に良くできた製品ですね。
2013年12月発売ながらも2015年秋頃に新しいファームウェアを発表するというメーカーの姿勢も良いですね。
ファームウェアなんぞ提供せず、新製品を出して売ったほうが短期的には儲かるでしょうけど、信頼性のあるメーカーという評判を得ることができれば長期的には良いですからね。
私が敬遠をしたLightning USBカメラアダプタ(旧CCK)ですが、iPhoneとの接続は安定するものの、取り回しや携帯性の点でLightningケーブルで直接接続するよりも劣ります。
また、Lightning USBカメラアダプタはApple純正品が相変わらず脆いのですぐに壊れてしまいます。私の環境だと昨年12月に購入したものがHERUS+で1ヶ月半ほど使用しただけで壊れてしまいました。
Lightningケーブルについてはサードパーティー製で強固且つ安価な製品があるのですが、Lightning USBカメラアダプタはまだあまりないという印象です。
今後、良い方法を探していきたいと思います。
今回は以上です。
以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。
コメント