来春に購入予定のカスタムIEMのために細々と続けてきた気ままな試聴ですが、12/19と12/20に行われたポタフェスでVISION EARSのカスタムIEMが安くなると知ってかなり動揺しました。
以下の記事にもあるとおり、カスタムIEMの前にDAPかポタアンを先に買う予定だったのですが、気ままに試聴をしてかなり気に入ったVISION EARSのカスタムIEMが安価に購入できるならちょっと冒険をしてみようかなと決意しました。
ということで、慌ててカスタムIEM選びを開始しますが、今回で終わります。(笑)
12/20にオーダーをしてきてしまいました。
この記事ではその一部始終を書きたいと思います。
経緯
私が初めて手にしたカスタムIEMはFitEar Private 222です。今年の7月のことです。
今回のカスタムIEMは「B&W P7のような音を出すカスタムIEM」で、お金が貯まるまでのんびりといろんな製品を試聴して決めようと思っていました。
前述の通り、来春の予定だったのが、VISION EARSが安くなると聞いて慌てて購入しようかなと決意することになりました。
これもVISION EARSのVE5を始め、VE6、VE4、VE3を試聴してかなり気に入ったのが原因です。
VE5との出会い
VE5との出会いは以下の記事を参考にしてください。
読んでいただければわかるようにかなりの衝撃を受けました。
いろんな製品を試聴しているとたまに「あ、これだ」と直感的に好きになってしまう製品があるんですが、VE5もそういった製品の中のひとつでした。
とはいえ、来春に買うためにお金を貯めていたのにいきなり買うのもどうかなと思いましたし、他に気になる製品もいくつかありました。
その気になる製品を慌てて聞いたのが以下の記事です。
今回のカスタムIEM選びで、ちゃんと聞き比べをしたいと思ったのはMH335DWとAngie、ES60です。特にES60はまだ試聴ができていませんでしたからね。
あとはVE5とVE6を聞き比べればいいかなと思っていました。
葛藤と決断
今回のポタフェス特価により3万円ほどVE5が安くなることがわかりました。
おそらく次にeイヤホンさんがこの規模のセールをするのは来年の5月なので、来春までじっくりと試聴を続けてるか、ここで安価にVE5かVE6を買うかで悩みました。
最初に私の性格上、来年の5月まで待てないだろうと思いました。
よって、今回を逃した場合、VE5を19万前後の価格で購入することになります。
VE6については耳型採取やオプションを含めると20万を超えることから、完全に自分の予算上限を超えるため、あきらめざるを得ません。
となると、VE5とVE6を比較して購入できるのはいましかないので、急いで気になる製品を聞き比べることにしました。
これまで気ままに試聴をしてきて気になっているのはMH335DWとAngieです。
もうちょっと聞き比べてみたいと思ったもののこの二製品の音質的な特徴は大体つかんでいたので、聞き比べはしないことにしました。(これが徒とならないと良いのですが、、、)
残るはWestoneのES60です。
Westoneというメーカーに対する思い入れは強いので最低限1度は聴いてから決断をしようと決めて日曜日に聴いてきました。
ES60の試聴
試聴環境はいつものiPhone 6s Plus+VANTAM Redで、試聴に使う曲もいつも通りです。
なお、ES60はWestone30の後に聴きました。
試聴結果は以下の通りです。
At The End Of The Day / Les Miserables
高音はWestone30に比べるとしっかりと出ています。
ただし、解像度はさほど高くないと感じました。
特に冒頭のパーカッションが聞き取りづらかったです。
中低域についてはさすがでした。量もありますし、聴き心地のいい温もりのある中低音です。
She-Wolf / Megadeth
冒頭のギターリフがシャープで良いです。この曲にはよく合います。
中低音もシャープですが、スネアのアタック音が少し強すぎるかなと思います。
低音についてはもう少し下まで出て欲しいです。完成品ならもっとでるんだろうなと想像しながら聴きました。
Rangers / A Fine Frenzy
シンバルの音が気持ちいいです。音の粒がもう少し細かいといいですね。
全体的には滑らかな聴き心地でこの曲にもよく合っています。
The Millionaire Waltz / Queen
ベースとヴォーカルの音が良いですね。とても気持ち良く聴かせてくれます。
ヴォーカルは前に出すぎないところがいいです。
At The End Of The Day / Les Miserables
もう一度、この曲を聴いてみました。
やはり出だしのパーカッションが聞こえづらいです。
他の曲でも感じたことですが、高域の表現が今ひとつと感じます。
中低音はいいです。
Come Sail Away / STYX
冒頭のピアノとヴォーカルは今ひとつです。
Westone30に比べると高音の量はあるのですが、質は今ひとつと感じました。
ザラッとしてるわけではないのですが、もう少し滑らかさが欲しいように思います。
ギター、ベース、ドラムが入ってきて盛り上がる部分では、シンバル音がやや刺さるくらいなんですが、ES60は刺さるようなことはありません。
あくまでもマイルドに聴かせてくれます。
この辺は好きですね。
ES60の結論
中低音については気に入ったのですが、高域が今ひとつでした。
刺さるようなことはないため、リスニングには適していると思いますが、P7の高音と比べるともう少し解像度が高くて滑らかな高音が欲しいです。
音場の広さと奥行き感は他のカスタムIEMと比べても高いと思います。
もちろん、P7にはかないませんが、カスタムIEMとしては優秀です。
この時点ではVE5とVE6がES60よりも明確に好みに合うと断言できなかったので、結論は保留としました。
ここまでの印象としては好みがどんぴしゃに合うVE5とVE6に対して、ES60も肉薄してるなと思いました。
MH335DWは他の製品に比べてもう少しモニター寄りの音質という印象。
Angieはロックが合うという印象です。
レ・ミゼラブルでのオーケストラと分厚いコーラスの表現が今ひとつだったので、幅広いジャンルを聴く私には合わないのかなという印象です。
次ページに続きます。
コメント
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